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映画

【映画評】箸にも棒にもかからない駄作だった「シン・ゴジラ」

遅ればせながら、シン・ゴジラを観た。 もともと期待してはいなかったのだが、まあ予想以上の駄作だった。しかも、一回見ただけで、なぜこれが今の日本で大ヒットしたのか、またなぜ海外ではまったく相手にされなかったのかまで分かってしまった。その意味で…

『プライベート・ライアン』のあの場面並みの激闘をほのぼの上陸シーンに改変してしまう人々

■ 一瞬で「戦場」に引き込まれるあのシーン 戦争映画の名作『プライベート・ライアン』。冒頭数分間の現代の場面から第二次大戦当時に切り替わる際に使われるのが、ノルマンディー上陸作戦の激闘シーンだ。上陸用舟艇の扉が開いた瞬間から、あっという間に兵…

コンピューターに意識をアップロードして永遠に生きることは可能か?

ウォーリー・フィスター監督(クリストファー・ノーラン製作総指揮)、ジョニー・デップ主演の映画『トランセンデンス』で、ちょうどこのテーマが扱われている。 あらすじ(シネマトゥデイ): 人工知能PINNの開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ過…

永遠の0点

もちろん、あの映画のことである。 はじめに断っておくが、私はこの映画を観ていない。 観てもいない映画を批評するのは、一般的には禁じ手だろう。 だが例外もある。 おおまかなストーリーを聞いただけで既にそのダメさが明白な場合だ。 そしてこの映画は…

『男たちの大和』に出てきた機銃のことなど

関連記事: 『男たちの大和』 ― 日本人が戦争映画を作るとこうもダメ、という典型 『男たちの大和』が公開されたのが2005年。 同じ年にドイツで公開されたのが 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』 であることを考えると、彼我のあまりの差に絶…

『男たちの大和』 ― 日本人が戦争映画を作るとこうもダメ、という典型

8月になると、夏の風物詩のように戦争関係の映画がテレビで流される。 今回はそんな中から、CATVで見た『男たちの大和』について、思うところを書いてみる。 事実としての戦艦大和の運命は映画を見るまでもなく誰でも知っていることだし、一般的な意味での…

わたしを離さないで

日系英国人作家カズオ・イシグロの同名小説の映画化作品。 架空の世界の物語である。 舞台は現代(おおむね1970年代から90年代まで)のイギリスなのだが、この世界では、ある画期的な医療技術の開発により、既にほとんどの病気が克服されており、人は事故死…

『アバター』と『アポカリプト』

久々に圧倒される思いで見た映画『アバター』のことを書いていたとき、『アバター』なんて『アポカリプト』と比べたら浅薄な駄作だ、といった主張をしている人がいる*1ことが気になったので、『アポカリプト』についても少し考えてみた。『アポカリプト』(2…

『アバター』大ヒットの意味

ジェームズ・キャメロンの『アバター』は、10年以上も首位を守ってきた『タイタニック』(これもキャメロン監督作品だが)の記録をわずか39日で抜き去り、世界興行収入歴代1位を達成した。そして、同じく米国内でも史上最高収入を記録している。3Dの効果や…