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吹き飛ぶ建屋の映像を見た

遅ればせながら、先ほどテレビで福島第一原発1号機の原子炉建屋が吹き飛ぶシーンを見た。

明らかに内側から爆発している。直下型地震による崩落などではない。

もはや炉心溶融放射性物質の大量放出は既に起こってしまったものと考えざるを得ない。

 

以下、keystone-mlから転載する。

 

[keystone 18696] Re: 原発震災発生しかも最悪の
Date: Sat, 12 Mar 2011 18:12:13 +0900

 山崎久隆です。

 福島第一原発1号機で爆発音発生。
 原子炉建屋が破壊されています。NHKの映像では建屋骨組みだけと見えます
が、この場合、原子炉建屋の最上部はあまり強度がある場所では無いので、そ
の下がどうなっているのかが最も重要です。
 しかしこの爆発は原子炉の格納容器は破壊されたと思われます。問題は圧力
容器がどの程度破壊されたかです。
 

 メルトダウンを超えてしまいました。藤田祐幸さんによるとホウ素を集めて
いるという話です。これは再臨界の危機が迫っている可能性を示します。再臨
界となるとチェルノブイリ原発事故の始まりです。燃料溶融と放射性物質の大
量放出は確実に始まりました。問題は今後終息が出来るかどうかですが、極め
て困難という状況であると思われます。既に原発周辺では1015マイクロ
シーベルトと、1時間で年間被曝線量を超える値です。とてつもない値になり
ました。この放射性物質にはクリプトン、キセノン、ヨウ素セシウム、スト
ロンチウムだけでは無くプルトニウムアクチニウムなどの超ウラン元素も含
むと思います。

 可能であれば、30キロ圏外に出るべきです。そうでなければ、屋内退避です
が、近いところではあまりに危険です。
 建屋爆発はスリーマイル島原発事故を超えます。チェルノブイリ原発事故ま
で行かないですむならば世界で第2位の重大事故に発展しました。最悪は考え
たくもありません。

風向きをよく調べて風下に入らないように移動すべきです。さらに遮蔽の出来
る建物にいるべきです。現在は北向き。今後は陸から海に向かって吹くと気象
庁は発表しました。
 ただし、30歳以下は何としても逃げることを考えた方が良いでしょう。

 


ただし、kojitakenさんが指摘しているとおり、1015マイクロシーベルトというのはこの爆発が起こる前の値であって、爆発後の値は公表されていない。


分かっていないのか、あるいは公表できない数値とも考えられる。


 


なお、原子力資料情報室が20時から緊急記者会見をするそうだ。


ビデオニュース・ドットコムUstream中継で見られるとのこと。必見だろう。

 

【追記訂正】3/13, 14:50

昨夜の枝野官房長官の記者会見では、格納容器は破損してないことが確認されたと明言しており、上記メールのような状況にまでは至っていないと思われる。

なお、敷地境界での放射線量は建屋爆発後低下したと報道されていたが、その後再び上昇との報道もあり、放射能漏れの状況はいまだ不明確。