放射性物質は校庭だけを狙って降るわけではない。
当然のことだが、校庭の土から高い線量が検出されているなら、通学路も、周辺にある空き地や公園も、生徒たちの自宅も、すべてがだいたい同じように汚染されていると考えるべきだろう。
単に、個人の家などは測っていないから数値として出てこないだけのこと。
学校が子どもたちの生活の場として適さない状況なら自宅だって同じ。一日24時間汚染された環境の中で生活していることになる。
校庭の表土を削れば解決する問題ではない。必要なのは子どもたちを汚染の少ない地域に疎開させることだ。