フジテレビ「新報道2001」が、こんな世論調査の結果を発表している。
復興の妨げとなっている、ガレキの処理問題についてお尋ねします。あなたは、自分が住んでいる自治体でのガレキ受け入れについて、どう思いますか。
賛成 77.8%
反対 17.4%
(その他・わからない) 4.8%
まさに世論誘導の見本と言うべきものだ。
ガレキが「復興の妨げとなっている」と言われたら、嫌でも受け入れて被災地を助けなければという心理的バイアスがかかるに決まっているではないか。
間違った質問には間違った答えしか返ってこない、という当然の結果だ。
ジャーナリズムがなすべきことは、本当に政府の言うとおりガレキが「復興の妨げとなっている」のか、膨大なガレキをわざわざ遠くまで運んで全国に拡散して処理するのが正しい方法なのかを検証することなのだが、まあ、フジテレビにジャーナリズムなんか求めるのは「木に縁って魚を求む」ようなものなのだろう。
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