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敗戦の日の天皇の仕事は、テキトーな「反省のふり」をして見せて一切反省しない政府を免責すること。

76年前の8月15日は、原爆投下とソ連の参戦で、これ以上やったら自分の身も危ないと考えた天皇裕仁が連合国への降伏を決め、お前たち臣民も黙って従えとラジオで放送させた日である。 その裕仁の孫である徳仁は昨日、全国戦没者追悼式に出席し、次のような「…

先行研究の軽視どころの話ではなかった一院制の件

北康利『白洲次郎 占領を背負った男』(2005年)について(その2)。 前回記事で、日本国憲法のGHQ草案では国会が一院制とされていた件について、この本は参考文献にも挙げている古関彰一『新憲法の誕生』(1995年)で既に指摘されていた真相(ケーディスは…

信用できない歴史関連本の見分け方

いま、ある調べ物をする必要から北康利『白洲次郎 占領を背負った男』という本を読んでいるのだが、一読してみて、この本の内容はまったく信用ならない、という結論になった。 なぜこの本が信用できないかを説明していくと、ある意味、一見もっともらしいが…

ナンジ人民 家で死ね

菅スガがとうとう、新型コロナウイルス感染症の患者のうち、入院対象を「重症者など」に限定すると言い出した。 東京新聞(8/3): 菅首相「重症リスクの高い人以外は自宅療養」 政府、病床不足で方針転換 政府は2日、新型コロナウイルス感染症の医療提供体…

中国に取り残された残留日本兵、石田東四郎さんのこと

小野田寛郎(1974年フィリピンから帰国)や横井庄一(1972年グアムから帰国)などと違って知名度はゼロに近いが、1993年、敗戦から48年も経ってようやく中国から帰国した石田東四郎という元日本兵がいる。 この石田さんにまつわる物語は、実に驚くべきものだ…

五輪選手村についての醜聞まとめ

海外からの選手団が実際に入村する段になって、東京五輪の選手村がどれだけひどいか、世界に向かって次々と明かされる事態となっている。 【東京五輪】選手村に…テレビもねえ!冷蔵庫もねえ!トイレも少ねえ! 追及に組織委は困惑(東スポWeb)#Yahooニュースh…

インタビュー記事を読む限り、『ONODA』のアラリ監督は小野田寛郎の実像をまったく分かっていない。

前回記事で取り上げた映画『ONODA』のアルチュール・アラリ監督に、「地球の歩き方」がカンヌでインタビューを行っている。しかし、予告編を見ても、このインタビュー記事[1]を読んでも、アラリ監督が小野田寛郎の実像を理解していたとはとても思えない。 ア…