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マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

人権

午前4時半の少女

東京新聞に忘れがたい記事が載っていたのでメモ。東京新聞「私説 論説室から」(10/27): 午前4時半の「少女」 忘れられないメールがある。 福岡県の女子高生が一年余り前、東京都内の市民団体代表に送ったものだ。「私の人生は普通の高校生が送ってきた人生と…

国際人権規約をつまみ食いする自民党

東京新聞が、国際人権規約に関する自民党の二枚舌を厳しく批判している。 東京新聞(12/1): 自民「人権規約」二枚舌 「秘密法案は違反」を無視 … 国際人権規約は「知る権利」に関して「制限されるのは、国の安全や公の秩序などの目的のため、必要とされる…

秘密保護法で得をするのは官僚だけ

関連記事: 秘密保護法案に断固反対 斎藤美奈子氏の秘密保護法案に関するコラムが鋭い。 東京新聞(11/6): 官僚国家への道 今国会で政府が成立をもくろむ特定秘密保護法案。私が中央官庁の官僚だったら、今頃、マヌケな政府・与党をせせら笑っているだろ…

元米国国防総省高官すら危惧する秘密保護法案のデタラメさ

関連記事: 秘密保護法案に断固反対 秘密保護法で得をするのは官僚だけ 共同通信が、米国の核戦略の専門家で国防総省や国家安全保障会議(NSC)の高官を歴任したモートン・ハルペリン氏(75)へのインタビューを掲載している。 9.11同時多発テロ後のパニック…

日本の情報公開度は中国以下

関連記事:秘密保護法案に断固反対 1965年、北朝鮮が再度の韓国侵攻を企て、中国に軍事支援を要請していたことが分かった。 東京新聞(10/25): 「第2の朝鮮戦争」65年に準備 北が派兵要請 中国機密文書 【ソウル=篠ケ瀬祐司】中国・人民大教授の成暁…

秘密保護法案に断固反対

政府が法制化を狙っている「特定秘密の保護に関する法律案」だが、読めば読むほどひどい内容で、呆れ返るしかない。 まさに、民主主義を根底から破壊する、戦前の治安維持法の再来のような代物である。 日弁連による解説が分かりやすい。 同じく日弁連によ…

小沢一郎暗殺事件

関連記事: 国家テクノクラートとの戦争 暴走する検察の危険性と対処法 陸山会事件が完全無罪で決着した今でも、小沢一郎に対しては「不正をしている」「金権体質」「悪い奴」といった印象を持っている人が多い。脱原発、反消費増税、反TPPというように、小…

福島の高校生の絶望の声

既にあちこちで取り上げられているので読んだ人も多いと思うが、朝日新聞(5/27)の読者欄に掲載されたこの福島の高校生の絶望の叫びには、胸をかきむしられる思いがする。 苦しむ教え子にかけるべき言葉を見いだせず、悩みを新聞に投書するしかなかったこの…

バカなのかウソツキなのか・・・まあ両方だろうな

例によって例のごとく、チンケな小暴君の妄言(12/17, 毎日JP) 石原知事は、規制対象となる性的な漫画について「世の中に変態ってやっぱりいるからね、気の毒な人でDNAが狂ってて。読んだり、描いたりにエクスタシーを感じるのは結構。子供にさらさない…

やはりこの小暴君の人格には欠陥がある

東京都の表現規制条例改正案の可決後、石原都知事はこんなことを語っている。 性描写漫画販売規制 東京都の条例改正案が可決、成立 (Asahi.com) (中略) 可決を受け、日本雑誌協会など出版業界4団体でつくる出版倫理協議会は、「まともな議論もなく可決に…

マイケル・ムーアがWikiLeaksアサンジ氏の保釈金を提供

「華氏911」「シッコ」のあのマイケル・ムーア監督がジュリアン・アサンジ氏の保釈金を提供していた! ムーア監督の書簡を訳出してくれた日南田@広島さんのレイバーネットML投稿を薔薇、または陽だまりの猫さん経由で転載。(一部テキストの強調は私による…

強制退去取り消し判決

「おんな組いのち」携帯100文字通信から転載 ### 携帯100文字通信 No.2118 2010/12/18配信 ### 不法入国したペルー人の両親(三重県鈴鹿市)と日本で生まれた長女(10)が国を相手に強制退去処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決で、増田稔裁判長は「長女は…

無能な似非文化人たちが文化を絞め殺す

再度vanacoralさん経由で、漫画家羽海野チカさんのブログ。 全文引用はしたくないのだが、この羽海野さんの文章には省略できるところがない。申し訳ないがまるごと引用させていただく。 1/私は、弁が立つ方では無く、なんといったらいいのか、 上手く言葉…

WikiLeaks弾圧に抗議する署名サイト

署名サイトAvaaz.orgに、WikiLeaksへの弾圧に抗議する署名ページができている。 以下、趣旨の超訳: WikiLeaksに対する悪質な威嚇作戦は間違っており、危険であり、また法の支配を掘り崩すものです。米国の大物政治家たちはWikiLeaksにテロ組織との烙印を押…

WikiLeaksを断固支持する

とりあえず、これだけは言っておきたい。 WikiLeaksの行為や信条に対しては賛否両論があるだろうが、少なくともヒラリー・クリントンら米政府高官連中が主張する、機密暴露によって「関係者が危険にさらされる」、といった類の非難は受け入れがたい。お前た…

ブータンは「幸せな国」なのか?

引き続き、安原和雄の仏教経済塾『「国民総幸福」をめざす国・ブータン』から。 国民総幸福(GNH)は、ブータンの国民全体の幸福を意味し、政府が目指すべき基本的な考えとして、国王が生み出した。幸福の実現は物質的なものと精神的なもののバランスを取っ…

財界がブータン首相の御宣託を喜ぶ理由

引き続き、安原和雄の仏教経済塾『「国民総幸福」をめざす国・ブータン』を読んでみる。 2010年4月来日したジグミ・ティンレイ・ブータン王国首相(注)は第23回全国経済同友会セミナー(「今こそ、日本を洗濯いたし申し候」というテーマで高知市で開催、企…

「幸福実現」より「不幸の最小化」

日刊ベリタ経由安原和雄の仏教経済塾『「国民総幸福」をめざす国・ブータン』 東洋の一角に「最小不幸社会」を国造りの政治理念として掲げている経済大国(?)があると聞く。よほど不幸が社会に蔓延(まんえん)しているのだろう。そうでなければ、この政治…

暴走する検察の危険性と対処法

…について、参考になった情報をいくつかメモ。 田中良紹氏のブログから 今回のような捜査が許されるなら、政治資金規正法違反、公職選挙法違反、所得税法違反に問われない政治家はいない。問われないのは検察のターゲットになっていないだけの話である。検察…

国家テクノクラートとの戦争

『マスコミ市民』2月号の編集後記がなかなか面白いので、一部引用してみる。 …「西松事件」に続く陸山会土地購入問題への検察の捜査は、明らかに恣意的であり悪意を感じる。小沢氏の政治手法や体質あるいは党運営を批判的に見て、その小沢氏に説明責任を求…

命で償えと言うのなら

内閣府の世論調査によると、死刑制度を容認する回答の割合が85.6%に達し、過去最高になったという。この国の「世論」とかいうもののダメさ加減はいつものことだが、調査のたびに死刑容認派が増えていくというのはあまりに情けない。ところで、死刑を容認する…