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まさかそこまでは、と思いつつ…

絶対にあり得ない、妄想だ、とは言い切れないのが以下のシナリオの恐ろしいところ。

反戦な家づくり」さんから:

 

原発推進の正体は「日本列島を核の墓場にする計画」だったのではないか


私が想像する恐ろしいシナリオとは以下の通りだ。

 

日本に原発を導入したアメリカは、いずれ事故を起こすだろうと予見していた。

地震で原子炉が損傷し、放射能の漏洩がある。

そうなったら50km圏内とか、状況に応じて放射線管理区域にして、住人を全て立ち退かせる。

もちろん、一般人は立ち入り禁止。

 

大量の日本人労働者を投入して、とりあえず高濃度の放射線を封じ込めたら、その地域は核の墓場として、捨て放題の場所にする。

事故った原子炉の近くに深い穴を掘らせ、世界中で処理に困った核廃棄物を捨てる。

 

もちろん、その処理に当たった労働者には、それなりの待遇を与えるが、10年絶って癌になっても「因果関係が証明できない」として見殺しにする。

ソ連の60万人のリクビダートルと同じように。

 

現在、自衛隊や消防隊に、やたらと賞賛の嵐が吹き荒れているのは、そのための前準備だ。

放射線量計も持たされずに突入させられる下請け労働者に比べれば、一応は線量管理している自衛隊や消防隊は「安全」なはずだ。電力会社や御用学者の基準では。

にもかかわらず、ヒーローとして報じられるのは、これから始まる日本のリクビダートル募集にむけての演出であろう。

 

ただし、アメリカにとってもチェルノブイリのような管理不能な大爆発は困る。あくまでも、汚染が一定範囲にとどまる必要がある。

ところが、「安全神話」に本気で洗脳されている日本のチームは、完全にパニクって対応能力がないから、最悪の場合は、炉心溶融から水蒸気爆発へという可能性もないではない。

 

そこで、アメリカやフランスは、熱心に援助の手をさしのべる。

彼らの落としどころは、50kmかそこらの汚染はOK。海への放射能垂れ流しも、ほぼOK。もちろん、作業する労働者の被曝もOK。ただし、東京まで大量に汚染されるような大爆発は防ぐ、ということだろう。

 

IAEAがこれから数日〜数週間に出す助言や方針は、おそらくその方向に向いていくはずだ。

 

そして、1〜2年を経過した頃、福島は核の墓場FUKUSHIMAにむけてIAEAの管理下でその姿を変えられていく。


ドイツでは、この事故の影響で、原発は止まりそうな状況だ。

世界中で脱原発は進むだろう。

だからこそ、日本は「脱原発」には進まない。だまっていたら、絶対に進まない。

 

菅は「エネルギー計画を白紙」とかいっているが、絶対にすぐに撤回する。

自民党と大連立を組んで、すぐさま原発推進を再開する。

「福島は古かった」から事故になったと言いながら、新しい原発をジャンジャン作り始める。

 

そうしないと、アメリカ国内に大量に溜まってしまったプルトニウムを燃やす場所がないからだ。

ましてドイツが原発をやめてしまったら、日本の比重はますます大きくなる。

 

東京から250Km以上離れた日本の海岸線には原発が建ち並び、立ち入り禁止になったFUKUSHIMAは、フィンランドオンカロに続く世界で2番目の核廃棄物処分場として、世界から核廃棄物を受け入れる。

そして、10数年後には再びどこかの原発が震災にあい、世界で3番目の核の墓場になる。

 

そんな未来が、無いと言い切れるだろうか。

むしろ、そのように考えると、全てのオカシナことに説明が付く。

原発を推進する立場の人でも、クビをかしげるような不可思議なことの数々が、そう考えると得心がいくのである。