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南北首脳会談 ― 歴史が動いた一日

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今日一日の、南北首脳会談をめぐる動きは本当にすごかった。60年以上にわたって終結させることのできなかった朝鮮戦争が、地球上に最後に残った東西冷戦が、とうとう終わるかもしれないのだ。まさに、歴史が動く瞬間を目撃した一日となった。


南北両首脳が一緒に軍事境界線を越えて握手を交わしたというだけでもすごいのだが、会談後すぐに(「北朝鮮の」ではなく)朝鮮半島の非核化についての合意が発表される、というこのスピード感がまたすごい。


そして、一日のうちに、南北共同宣言の発表である。朝鮮戦争の終結と平和的共存に向けた協力関係の構築が宣言されたのだ。


もちろん、一足飛びに事態が解決に向かうとは思えないし、米朝会談の結果次第で、その後どうなるかは不透明だ。しかし、今日の首脳会談に向けて文在寅政権が積み上げてきた努力が驚くべき成果を生んでいることは間違いない。これこそが「外交」というものである。

そしてそれは、腐敗した朴槿恵政権を倒して政権交代を実現させた韓国市民が勝ち取った成果でもある。


一方、ワガクニの安倍「国難」政権がやってきたことはといえば、もはや比較にもならない情けなさだ。

そして、今日の首脳会談の成果を目の前にしながら、なおもこの体たらくである。

現状の日本政府は、東アジアの平和を妨害する邪魔者でしかない。今回の首脳会談をめぐって、日本が蚊帳の外に置かれていたのは、むしろ幸いだったと言っていい。


軍事独裁政権からの民主化に続き、韓国市民は再び自らの力で民主主義を勝ち取り、歴史を動かした。日本の市民もその後に続けるかどうかが問われている。

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