人気ニュース解説者の池上彰氏。当たり障りのないテーマの場合はそれなりにまともな内容を分かりやすく説明しているのだが、どういうわけか、こと中国や韓国が関係する話題になると突然ネトウヨ並のヘイト丸出しになってしまう。
池上彰の番組、「なぜ韓国は反日なのか?」を「植民地支配後、人々が『日本化』していたのを危ぶんだ独裁者・李承晩が反日教育を始めた」とすごく日本に都合よく説明していてひどかった。そもそも植民地化を「日本が統治していた」とワーディングしていたりしてメチャクチャ偏っていた。
— こぐま (@qua_gma) 2017年10月7日
池上彰がまたも中国叩きの番組か。何様だよ。何かと言えば中国を叩くことしか脳がない日本の無能メディア。中国の悪口を言う前に,自国のデンデンをどうにかしろよと。まぁ,奴のお仲間だから仕方ないか。
— みのり。 (@Minori_LSM_1917) 2017年10月7日
#池上彰 韓国で歴代大統領が罪に問われる事を「国民情緒法があるから」と批判(呆)。大統領の権限が強く、政財界の癒着があるから腐敗して権力犯罪が起きるだけ。モリカケ問題で判る様に権力犯罪が罪に問われない日本より、政権交代後であっても告発され、罰せられるだけ韓国の方がまともだろうが
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) 2017年11月25日
#池上彰 例によって延々と中国批判。「日本は中国と違って三権分立で権力が偏らない仕組みになっている」って…今のこの国はその三権分立が形骸化し、それこそ安倍自民党独裁になっているのが問題なのだろうが。結局、この男は日本の現実を絶対に教えず、批判しない事で国民を洗脳しているのだ。
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) 2017年11月11日
どうしてこうなってしまうのかが謎だったのだが、どうやらこうしたテーマに関する氏への情報提供元が極右ばかりだったからのようだ。
それも、当の情報提供元から、自分の意見を池上氏自身の見解であるかのように勝手に使われた、と非難された結果それが判明するというお粗末。
ジャーナリスト池上彰さん(68)の番組スタッフから取材を受けたが、池上さんの意見として紹介したいと言われた――。元通産官僚で徳島文理大学教授の八幡和郎さんがフェイスブックでこう明かしたところ、同様な経験をしたと明かす識者が次々に現れ、波紋が広がっている。
(略)
きっかけは、池上さんの番組内でのことがツイッターで話題に上り、八幡さんが2018年9月9日、フェイスブックでこのことの感想を書いたことだ。
それによると、八幡さんは、池上さんの番組の取材で時間をかけて意見を述べたが、「池上の番組の方針で、番組では八幡さんの意見ではなく池上の意見として紹介しますがご了解いただけるでしょうか」といった内容のことを言われたという。
これに対し、八幡さんは、「私が言ったことをいっさい使ったりよく似たことを池上に言わせないように」などと番組の申し出を断ったといい、「こんなのがジャーナリストのような顔してるのがおかしい」と疑問を投げかけている。
(略)
また、ジャーナリストの有本香さんも、「これは私も経験ある。何年も前だけど。今もそうなのね」とツイッターでつぶやき、元大蔵官僚で嘉悦大学教授の高橋洋一さんも、相手が池上彰さんの番組とは明言していないものの、「オレも似た経験あるぞ」とツイートしている。
池上氏自身は「無断使用」を否定しているとのことなのでその点に関してはまだ不明だが、少なくとも池上氏が八幡氏ら極右「識者」の見解に基づいて中韓関連の「解説」をしているのは間違いないだろう。
池上彰のリサーチャーが八幡某だとか有本某あたりを頼りにしていると知り、パクリ告発以前に、そのメンツに滅入っている。
— 鴨川 (@kamogawa42195) 2018年9月10日
だいたい、ちゃんと問題に取り組む気があるのならいくらでも真っ当な取材先があるはずなのに、極右にばかり「取材」に行っている時点で池上氏本人や番組制作者の姿勢が分かろうというものだ。
極右論者が極右雑誌に駄文を書くのと、池上氏のような人気解説者が地上波テレビで同じ見解を流すのとでは、社会への影響力が全く違う。池上氏のほうが、一見公平中立っぽく見えるだけに、さらに悪質だ。
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