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レイテ沖海戦を戦った駆逐艦ジョンストンを深海で発見

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先日、こちらの記事でレイテ沖海戦(サマール沖海戦)を取り上げたが、

vergil.hateblo.jp

この海戦で日本軍の栗田艦隊と戦い沈没した米駆逐艦ジョンストンが、フィリピン海の深度6,500メートルの海底で見つかったという。これは、現在までに知られている沈没船の中では最も深い場所に沈んでいる船だとのこと。

www.cnn.co.jp(4/3)

(CNN) 現在知られている中で最も深い場所に沈む船「USSジョンストン」について、米国に拠点を置くチームがこのほど完全な調査と動画撮影を行った。

ジョンストンは第2次世界大戦時に就役していた米海軍駆逐艦で、現在はフィリピン海の水深6500メートルに沈む。これまでも位置は分かっていたが、沈没地点全体の調査や撮影が行われたのは初めてだ。

(略)

ジョンストンは1944年10月25日、サマール海戦で大日本帝国海軍によって撃沈された。同海戦はレイテ湾海戦を構成する海戦のひとつ。米海軍歴史遺産コマンドによると、レイテ湾海戦は海戦史上最大級の規模で、日本海軍にとどめを刺す戦いになったという。

最初の交戦では、ジョンストンの火力が日本の巡洋艦を圧倒したが、ジョンストンの側も大きな損害を被り、弾薬は枯渇して、エバンス艦長自身重傷を負った。2時間半に及んだ戦いの末、ジョンストンは動力を失って日本艦によって包囲され、エバンス氏は乗組員に艦の放棄を命令。こうしてジョンストンは転覆、沈没した。

ただし、この記事で「最初の交戦では、ジョンストンの火力が日本の巡洋艦を圧倒した」と言っているのは正確ではない。

そもそも、5インチ砲5門、魚雷10発のほかは機関砲と爆雷しか持たないジョンストンが巡洋艦を火力で圧倒できるはずがない。ジョンストンが最初に戦った相手は重巡熊野だが、こちらの火力は20.3cm連装砲5基、12.7cm連装高角砲5基をはじめ、機銃多数と魚雷24本を装備していた。

ジョンストンが熊野を大破させるという善戦ができたのは、敵の砲弾をかいくぐって無謀とも言える突撃を敢行し、近距離まで接近して魚雷を命中させることができたからだ。