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自公政権の本質は「公安の政権」であり、また「貴族の政権」でもある。

Erscheinung45さんの以下の連ツイが実によくアベスガ政権の本質を言い当てているのでメモ。

現政権の振る舞いを見ていると、その発想が公安警察そのものであることはすぐ分かる。在日外国人(=よそ者)や現政権のロクでもない政策に反対の声を上げる者たち(=まつろわぬ者ども)はもちろん、その他の従順な一般人民も、自分たちのお仲間以外はすべて管理・監視・抑圧の対象でしかないのだ。

彼らが改憲に血道を上げているのも、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という日本国憲法の基本原則をぶち壊してしまえば、いま以上に自由気ままに、強権的に振る舞えるからにほかならない。

下の動画は安倍晋三も出席して2012年5月に行われた「創成『日本』東京研修会」の一部を録画したものだが、内輪の集まりだからこそ、彼らの本音がそのままぶちまけられている。

長勢甚遠(第一次安倍内閣での法務大臣):「憲法草案(自民党改憲草案)というものが発表されました。私は(草案に)正直言って不満があります。一番最初にどう言っているかというとですね、国民主権、基本的人権、平和主義、これは堅持すると言ってるんですよ。」「この三つを無くさなければですね、ほんとの自主憲法にはならないんですよ。」


付け加えると、自公政権は「公安の政権」であると同時に「貴族の政権」でもある。選挙区という荘園を親から受け継ぎ、家業として政治屋をやっているのだから、その本質は世襲貴族となんら変わらない。「政治」と称してやっていることが、吸い上げた税金の仲間内での分配とサル山での権力闘争くらいしかないのも平安貴族並である。もっとも、文化的素養という面では平安貴族にも遠く及ばないようだが。

彼らは、公安であり貴族である以上、下々の者どもが苦しもうが死のうがどうでもいいのだろう。ただ自分たちの安逸な生活と、陳腐なプライドと、それらを保証する安全安心な強権体制が維持できればそれでいいのだ。また、権力を独占してはいても、意識としてはあくまで「貴族」なので向上心などなく、頭の上に米国様がいてあれこれ命令されても一向に構わないのだ。(なにしろ、上から何を言われてもどうせ下に丸投げするだけなので、自分で頭を悩ます必要もないのだから。)

こういう、世界史から千年遅れた自意識貴族連中を政治の世界から駆逐しないと、この国はずるずると沼に沈んでいくだけである。

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