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五輪選手村についての醜聞まとめ

海外からの選手団が実際に入村する段になって、東京五輪の選手村がどれだけひどいか、世界に向かって次々と明かされる事態となっている。


どうしてこんなことになっているのかと言えば、その第一の原因はこれだろう。

東京都が不動産開発業者に選手村用地を相場の10分の1以下の破格値(約130億円)で売り払っていたのだ。選手村をマンションに改装して売り出す業者は、この土地代の差額だけで1,200億円丸儲けである。

そのうえ、都の幹部OB 22人が関連会社に天下りという、ずぶずぶの癒着関係。

あとでマンションとして売り出す以上、部屋の仕様は日本の一般家庭向けとなる。オリンピック出場選手の身長や体重は考慮されない。

ベッドがしょぼい段ボール製なのも、普通のベッドを使わせて床に傷でもつけられたら後で修理代がかかるからだろうし、幅90cmという異常な狭さは、本来個室にしかできない広さの部屋に複数人詰め込むためだろう。


選手村ひとつとっても、これだけの不正・中抜き・丸投げに、みみっちいコストカット。

東京五輪は何もかもが腐っている。トライアスロン選手たちを泳がせるお台場の海と同じドブの匂いしかしない。