自民党の参院議員 山本ともひろ がこんなツイートをしている。
午前、自民党文科部会を開催。九州大学の川本芳昭名誉教授から「邪馬台国・卑弥呼の呼称と国号日本との関係」と題して講演して頂き、邪(よこしま)、卑(いやしい)は、当時の中国が周辺国を文明が劣ったものとして蔑称の意味でそれらの文字を当てたことが良く分かりました。今後どうすべきか考えます! pic.twitter.com/HbyjyATXzU
— 山本ともひろ? (@ty_polepole) April 28, 2022
どうやら中国史書『三国志』の「魏書東夷伝倭人条」(いわゆる「魏志倭人伝」)における日本についての記述が侮蔑的だと怒っているらしい。
『三国志』が書かれたのって1700年以上も前なんだが、今さらそんなものに憤慨して見せる幼稚さには呆れるほかない。
だいたい、今後どうすべきか考えるって、何を考えるというのか。
まさか中国政府に抗議でもするつもりか? それとも仕返しに中国を侮蔑した表現を撒き散らすとでもいうのか。
いやいや、それともこれかな?ww
歴史修正)卑弥呼が「日美子(ひみこ」と改名され、日ペンの美子ちゃんが迷惑する未来が見えます。
— モーグヤマガタ (@Simizushi) April 29, 2022
そもそも、彼らウヨの歴史観によれば、中国なんて何度となく王朝や支配民族の交代を繰り返してきた細切れの歴史の国で、今の中国など70年程度しか歴史がないのではなかったか。それなら、はるか昔のまったく別の国がやったことに文句をつけるなど、筋違いもいいところだろう。
一方、日本の方はと言えば、2680年wも同じ王朝が続いてきた世界最古の歴史を持つ国ではなかったか?
そしてその日本は『三国志』よりずっと後の時代になっても、周辺の異族と見なした人々を熊襲クマソだの蝦夷エミシだの俘囚ふしゅうだのと呼んで蔑視してきたではないか。
他国に文句などつけている暇があったら、まず自国のことを反省したらどうか。