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【野蛮】オウム処刑を見世物にする国家、煽るマスコミ、踊る「愛国者」たち【世も末】

3月15日、オウム真理教事件で死刑が確定済みの13名のうち7名が、東京拘置所から他のいくつかの拘置所(いずれも処刑施設を持つ)に分散して移送された。

このときから、近々安倍政権にとって最も都合の良いタイミングで死刑が執行されるのだろうと言われていたが、それが昨日、現実となった。

しかも、事前にマスコミに情報をリークし、一人また一人と処刑されていく状況をリアルタイムに「報道」させたのだ。刑の執行とその政治利用までは予想していても、まさかこれほど露骨に処刑が見世物化されることまで予期していた人はほとんどいないのではないか。事後にしか執行を発表しなかったこれまでとは明らかに異なるやり方だ。

もちろん、マスコミはまんまと乗せられて大騒ぎである。


これで、何も語らないまま拘禁反応で混迷状態に陥っていた麻原彰晃(松本智津夫)も、「事実は違う」と主張して再審請求していた井上嘉浩も処刑され、真相究明は不可能となった。

とりわけ麻原など、これから死刑を執行されるということさえ理解できなかったのではないか。そんな人間を吊るして何の意味があるのか。少なくともこれは罪の償いなどではない。

一方、処刑する側の安倍政権はといえば、その前夜、直接執行命令に判を押す立場の上川法相も含め、楽しく宴会に興じていた。どんな悪法でも数の力で押し通し、いくらスキャンダルが暴かれてもマスコミと検察をコントロールして揉み消してしまえる万能感に酔っているのだろうか。


そして、マスコミに煽られ、「凶悪犯の処刑」に興奮する「普通の日本人」たちはといえば、犯罪行為にはまったく関わっていない家族に向かって石を投げるリンチに勤しんでいる。


お隣の韓国は、死刑判決は出ているものの、既に21年間執行しておらず、正式に死刑制度の廃止を目指す方針も明らかにしている。

しかし日本では、近代的理性などまったく価値を認められていない。恐らく今度の大量処刑によって、安倍政権の支持率は下がるどころか上がるのだろう。

さすが「中世ジャップランド」と呼ばれるだけのことはある。民度最低の野蛮国家だ。
本当に「日本スゴイ」わ。

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