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マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

歴史認識-南京大虐殺

ついに日本国内で撮られた祝勝写真を「南京市民が日本軍を歓迎していた証拠」と言い出すネトウヨさんが出現

2010年頃から、水間政憲というビジウヨが、南京戦当時日本の翼賛マスコミが演出して撮影したプロパガンダ写真を根拠に、日本軍は中国の人々に親切だったし歓迎されていたと主張するクズ本を出すようになった。以来、そうした写真を貼り付けてはドヤ顔で虐殺…

戦時中のプロパガンダ写真を根拠に日本軍を擁護するビジウヨのあきれた手口

民衆が日本軍を歓迎している写真があるから南京大虐殺は嘘? プロパガンダ写真が証拠になるならナチスも占領地住民に歓迎されていたしホロコーストなどなかったことになる 関東大震災時の朝鮮人虐殺を否定する加藤康夫・工藤美代子と同様の手口 民衆が日本軍…

日本軍の残虐行為を必死で止めようとした従軍記者もいたらしい

南京攻略戦の過程で展開された日本軍による凄まじい暴虐に、従軍記者たちはどう向き合ったのか。 その場ではほとんど何もできず、戦後になってから当時目撃した内容を語りだしたり、「(虐殺の写真を)撮っていたら恐らくこっちも殺されていたよ」と言い訳す…

南京の「便衣兵狩り」は不当な大量虐殺そのもの

南京大虐殺の話を書くと必ず「便衣兵ガー」というウヨが出てくるので、やはりこのことは何度でも書いておく必要がある。 そもそも便衣兵とは 南京には便衣兵などいなかった 南京陥落後、中国兵たちはどうすればよかったのか? 卑劣だったのは見境なく殺しま…

「どうして(虐殺の)写真を撮らなかったのか」→毎日新聞従軍カメラマン「撮っていたら恐らくこっちも殺されていたよ」

従軍カメラマンが撮影した虐殺現場写真は一枚もない 前回記事に書いたように、南京攻略戦に従軍した新聞社などのカメラマンたちはせっせと国策に沿ったプロパガンダ写真を撮っては本社に送っていたわけだが、そんな彼らも、日本軍と行動を共にしている以上、…

日本軍が避難民を動員して撮影させたプロパガンダ写真を見て真実を見つけたと興奮する残念な人達

先日TLに流れてきた、南京大虐殺否定論者によるツイート。 大虐殺されながらお菓子をもらって笑顔になってしまう中国人さん虐殺しながらお菓子を配るとか、日本兵はホント恐ろしいですね。(?????) #南京大大大虐殺 pic.twitter.com/wUnxFhWsj9 — テリマカシ …

加害者証言抑止装置としての「戦友会」

都城23連隊兵士の陣中日記をめぐる騒動 先日、南京戦当時のカメラの値段について書いたが、話の発端となった朝日新聞の記事は、南京戦に従軍したある兵士が書いた陣中日記を紹介したものだ。 朝日新聞(1984年8月5日): 南京虐殺、現場の心情 宮崎で発見 …

「南京戦当時カメラは高価で兵隊が持てるようなものではなかったから虐殺写真は嘘」という嘘

当時カメラはそんなに高価だったのか? 歴史修正主義者たちは、遠い過去となった当時の生活事情を記憶している人がいなくなっていくのをいいことに、様々な屁理屈をこねて虐殺の事実を否定しようとする。 この話もその一つで、1984年に宮崎県で発見され、朝…

歴史学者を唸らせた素人

東中野修道の史料批判が立派? 自分はこんなに専門家の書籍や歴史資料を読んでいるし、厳密な史料批判のもとでマンガを描いているのだと小林よしのりは自慢する(BLOGOS 10/24)。確かに、歴史は歴史学者だけの専有物ではないし、史料批判で専門家の鼻を明か…

学者をなめてる小林よしのり

倉橋耕平氏をエセ学者呼ばわり 「反省のできない漫画家」小林よしのりが、ゴー宣を批判されてまたこんなことを書いている。 BLOGOS(10/24): 漫画家をなめてるエセ学者・倉橋耕平 今朝、10月24日の朝日新聞の「耕論」というページで、倉橋耕平という自称・…

「南京大虐殺」への脊髄反射で飛んできたクソリプを観察する

南京大虐殺の最中にも日本兵が赤ん坊を串刺しにした事例があったよ、という記事を書いてTwitterでつぶやいたところ、さっそくクソリプが飛んできた。 半年ほど前、もっと多くの事例について書いたこちらの記事には反応がなかったので、恐らく記事タイトルに…

南京大虐殺の最中にも赤ん坊を串刺しにしていた日本兵

ネットではもっぱら「反日」中国のプロパガンダだ、でっち上げだと主張されている「日本兵が赤ん坊を銃剣で串刺しにした話」だが、中国でもフィリピンでも、実際にそういうことが行われた、という証言がいくつもある。 先日、そうした事例を集めて上の記事に…

責任逃れの詭弁「自衛発砲説」に止めを刺したNNNドキュメント「南京事件II 歴史修正を検証せよ」

今回のテーマは歴史修正主義との対決 前回番組への唯一の「反論」だった自衛発砲説 自衛発砲説のルーツを追跡し、戦犯逃れのために言い出された詭弁であることを立証 卑怯な弁明は被害者を二度殺す行為 今回のテーマは歴史修正主義との対決 前回の『南京事件…

南京攻略戦従軍記者たちの「虐殺否定」座談会

「虐殺の“ギャ”の字もない」従軍記者座談会? 従軍記者たちの座談会発言と戦後の回想 座談会での記者たちの発言 足立和雄記者の回想 今井正剛記者の回想 右翼雑誌の編集者にプライドはないのか? 「虐殺の“ギャ”の字もない」従軍記者座談会? 右翼雑誌「Will…

写真の誤用ひとつで本多勝一に勝ったと信じ込むネトウヨの脳内勝利法

本多勝一は嘘つき? 『中国の日本軍』における写真の誤用 戦場の現実に近いのはどちらか フェイクニュースを根拠に本多氏を嘘つき呼ばわりする右派の脳内勝利法 本多勝一は嘘つき? 当ブログでは、被害者証言の引用などでしばしば本多勝一の著書を参照する。…

NNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」に難癖をつけた産経の「歴史敗戦」と問題の写真の件

番組内容を否定する根拠を何も示せない産経 前回記事でも書いたとおり、大虐殺否定派にとっては痛撃となったNNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」に何とかしてケチをつけようと、産経がこれを「歴史戦」で取り上げている。 しかし、当然ながら番組の…

NNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」を検証すると称するウヨブログのレベルが低すぎる件

否定し難い虐殺の事実を突きつけたNNNドキュメント 「字体」で番組内容の否定を試みるウヨブログ 調べればすぐ見つかる反証 否定し難い虐殺の事実を突きつけたNNNドキュメント 2015年10月4日に放送されたNNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」。小野…

南京の日本軍は中国軍負傷兵を助けたか?

南京で日本軍が中国軍負傷兵を看護していたという嘘 南京での日本軍プロパガンダ写真の嘘、2枚目はこちら。 @Jnkmrgenkai 捏造の南京大虐殺7南京占領の7日後。中国負傷兵を看護する日本の衛生兵。林特派員撮影 朝日版支那事変画報 pic.twitter.com/ExEwjT…

南京のプロパガンダ写真とその裏の真実

前回記事で取り上げた、学び舎の教科書を採用した中学校への集団攻撃では、抗議はがきの大部分は「中国での旧日本軍進駐を人々が歓迎する場面とみられる写真を載せた絵はがきに抗議文をあしらった同一のスタイルだった」という[1]。 現物を見ていないので、…

中国人は日本軍を歓迎した? そりゃするだろう。逆らえば命がないんだから。

【卑劣】学び舎教科書採択校に右派が集団攻撃 侵略軍を現地住民が「歓迎」するのは当然の生存戦略 しかし、相手が悪ければいくら「歓迎」しても無駄 【卑劣】学び舎教科書採択校に右派が集団攻撃 難関校として有名な私立灘中(神戸市)をはじめ、学び舎の歴…

南京大虐殺紀念館に行ってきたよ

念願だった紀念館をようやく訪問 被害者たちの彫像 館内展示 本多勝一氏のカメラと取材関係資料 江東門万人坑 「30万人」は象徴的数字 和平(平和) 念願だった紀念館をようやく訪問 3月19日、前から行きたいと思いつつなかなか機会のなかった南京大虐殺紀…

ヘイト番組『ニュース女子』でも使われた「取材もどき」は史実否定派の伝統芸

放送法違反のヘイト番組「ニュース女子」 井上和彦による沖縄現地「取材もどき」 南京大虐殺否定本の「取材もどき」 放送法違反のヘイト番組「ニュース女子」 年明け早々の1月2日に流された、TOKYO MXテレビ『ニュース女子』はひどかった。 番組冒頭から沖…

小林よしのり徹底批判(10)南京には便衣兵などいなかった

南京に便衣兵がいないと都合が悪い右派たち 小林が言う「便衣兵」は単なる敗残兵 【卑劣】助命すると言って投降させた捕虜を殺した日本軍 南京に便衣兵がいないと都合が悪い右派たち 「便衣(biànyī)」とは、中国語で軍服ではない民間人の服装を指す。つまり…

補給無視が略奪を生み、略奪が強姦・虐殺を生んだ

前回記事でも書いたように、旧日本軍は大戦末期どころか日中戦争初期の段階でもまともな補給を行わず、飢えた兵たちが住民の食糧を盗んで腹を満たすしかない状態を放置していた。三好氏の部隊は10月中旬には予備隊となって後方に下げられたので厳しい飢えは…

稲田防衛相就任を祝して「百人斬り」事件を振り返る(3)逮捕・裁判・処刑

名士から一転、戦犯へ 東京裁判国際検察局による訊問 国民政府による戦犯裁判の概要 両少尉の南京への移送と裁判 判決後の被告側抗弁書 処刑と、残された遺書 名士から一転、戦犯へ 戦時中は「郷土の勇士」として讃えられ続けてきた両少尉だが、「捕虜虐待を…

稲田防衛相就任を祝して「百人斬り」事件を振り返る(2)初めて語られた真相

地方の名士となった「百人斬り」の両少尉 野田少尉の場合 向井少尉の場合 初めて語られた真相 ー 野田少尉の母校での講演 地方の名士となった「百人斬り」の両少尉 野田少尉の場合 「百人斬り競争」ですっかり有名になった向井・野田両少尉※は、その後もいわ…

稲田防衛相就任を祝して「百人斬り」事件を振り返る(1)事件当時の報道

「百人斬り」事件の経緯を振り返る 発端…東京日日新聞1937年11月30日付朝刊(第1報) 躍進…1937年12月4日付朝刊(第2報) 大接戦…1937年12月6日付朝刊(第3報) 決着はつかないまま「延長戦」へ…1937年12月13日付朝刊(第4報) 「百人斬り」事件の経緯…

それは違うよ斎藤さんヽ(´Д`;)ノ

東京新聞に週一で連載されている斎藤美奈子氏の「本音のコラム」。いつも舌鋒鋭く安倍政権の暴挙を批判していて楽しく読んでいるのだが、10月14日掲載コラムの中の下記の記述には驚いた。中国からの申請により、ユネスコ世界記憶遺産に「南京大虐殺」関係資…

不可解な「日中交流史シンポ」の報告

10月15日付け東京新聞夕刊で、『溝埋める学術の新風 日中交流史シンポから』という記事を読んだ。書いているのは国際日本文化研究センター(日文研)の鈴木貞美という教授である。 内容は、南京大学社会科学研究所と共催で、「日中交流史を振り返り、今後の…