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日本人であるための条件に「両親が日本人」を入れてしまうネトウヨロジックw

「ミス日本コンテスト2024」でウクライナにルーツのある椎野カロリーナさんがグランプリに選ばれたことで、「日本人じゃないのになぜ日本代表に選ぶのか」という不満がウヨ方面から噴き出している。

椎野さんは日本国籍を取得しているので当然日本人なのだが、ウヨさんには納得できないらしい。

注:本記事ではミスコン自体の差別性とか、血統主義で「帰化」でしか国籍取得を認めない日本の法制度の問題などはとりあえず脇に置いて、ネトウヨの求める「日本人の条件」についてだけ考察する。

で、あるウヨさんが、とうとうこんなことを言い出した。

スレッドではある人が懇切丁寧にこの「定義」の問題点を教えてあげているのだが、このウヨさんはついに理解できずに終わってしまった。

この定義のどこが問題か。

簡単な話で、日本人であるための条件に「両親がともに日本人であること」が入っているので、ある人が日本人であると言うためにはその父母がともに日本人であることを確認しなければならず、そのためには父母それぞれの両親がともに日本人であることを確認しなければならず、というように、この確認作業の連鎖はどこまで辿っても終わらないのだ。

実際にやってみれば、ものの数世代も辿れば国籍法制定以前になって「日本国籍を持っている」が成立しなくなるし、さらに遡れば居住地も朝鮮半島や中国南部など海外のどこかになり、言語も文化も今の日本のそれとは似ても似つかぬものとなって、必ず「日本人ではない」という判定になる。

これは誰から始めても同じだから、結論としては「日本人は存在しない」になるわけだ。

まあ、それでもいいけどねw