読む・考える・書く

マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

歴史認識

朝鮮人虐殺:『デビルマン』のあのトラウマシーン同様の場面を目撃してしまった少女

永井豪のマンガ版『デビルマン』には残虐シーンが山のように出てくるが、中でも極めつけのトラウマシーンと言えるのが、「デーモン狩り」の暴徒が牧村家に押し寄せ、不動明の恋人美樹やその弟タレちゃんを惨殺するシーンだろう。 【閲覧注意→】画像1 画像2…

朝鮮人虐殺:日本人の助けなしに生き延びた朝鮮人はほとんどいないのではないか?

関東大震災時の朝鮮人虐殺を生き延びた被害者たちの体験記を読んでいて気がついたことがある。どの人も、親切な日本人にかくまってもらったとか、警察署で保護されたとか言っていて、そうした助けなしに逃げたり隠れたりして自力で生き抜いたと語っている人…

朝鮮人虐殺被害者への追悼文を送らない小池都知事の詭弁は白人至上主義者の「オール・ライブズ・マター」と同じ

関東大震災時の朝鮮人虐殺被害者を慰霊する式典に、東京都は1970年代から毎年追悼文を送付してきたが、2017年以来、小池都知事はこの追悼文送付を取りやめている。都知事は今年も送らず、送付なしはもう5年目となった。 なぜ追悼文を送らないのか。その理由…

先行研究の軽視どころの話ではなかった一院制の件

北康利『白洲次郎 占領を背負った男』(2005年)について(その2)。 前回記事で、日本国憲法のGHQ草案では国会が一院制とされていた件について、この本は参考文献にも挙げている古関彰一『新憲法の誕生』(1995年)で既に指摘されていた真相(ケーディスは…

信用できない歴史関連本の見分け方

いま、ある調べ物をする必要から北康利『白洲次郎 占領を背負った男』という本を読んでいるのだが、一読してみて、この本の内容はまったく信用ならない、という結論になった。 なぜこの本が信用できないかを説明していくと、ある意味、一見もっともらしいが…

インタビュー記事を読む限り、『ONODA』のアラリ監督は小野田寛郎の実像をまったく分かっていない。

前回記事で取り上げた映画『ONODA』のアルチュール・アラリ監督に、「地球の歩き方」がカンヌでインタビューを行っている。しかし、予告編を見ても、このインタビュー記事[1]を読んでも、アラリ監督が小野田寛郎の実像を理解していたとはとても思えない。 ア…

小野田寛郎を英雄扱いしてきただけでも大概だが、今度はその嘘を世界にまで広めるのか?

映画『ONODA』がカンヌでスタンディングオベーションという惨事 ゴーストライターが暴露せざるを得なかったほどひどい手記のデタラメ 小野田はとっくに戦争が終わったことを知っていた 小野田はジャングルに潜んで何をしていたのか? 小野田はなぜ津田氏のル…

靖国神社に参拝するような声優が中国市場から排除されるのは正当にして当然。「チャイナリスク」などではない。

茅野愛衣、靖国参拝を公言して中国ネットで炎上 『鬼滅の刃』にも出演(胡蝶カナエ役)している声優の茅野愛衣が、靖国神社に参拝したことを公言した結果、中国のネット上で大炎上する事態となっている。 NEWSポストセブン(6/28): 『鬼滅の刃』人気声優が…

角田房子『本間雅晴中将伝』の解説がいろいろ問題ありな件

角田房子による本間雅晴陸軍中将の伝記[1]を読んだ。 本間雅晴は、アジア太平洋戦争において、第14軍司令官としてフィリピン攻略戦を指揮した人物である。攻略完了後、1942年8月には任を解かれて帰国し、その後軍務につくことはなかったが、戦後「バターン…

ホロコーストを体験したユダヤ人がなぜパレスチナ人を迫害するのか

この疑問は、いわゆる「パレスチナ問題」(むしろ「イスラエル問題」と呼ぶべきではないかと思うのだが)に関心を持つ大抵の人が抱いているのではないだろうか。 敬虔なユダヤ教徒でもあるホロコースト生存者の子としてアメリカで育ったサラ・ロイさん(ハー…

「暴力の連鎖」はイスラエルがパレスチナへの迫害をやめない限り終わらない。

ようやく停戦に至ったとはいえ、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への非人道的な攻撃は、今回も甚大な被害を生じさせている。 イスラエル軍による空爆が続く #ガザ地区。数百人が負傷し、数十人の死亡者の中には子どももいます。今回の空爆は以前にも増…

宮城事件を引き起こした若手陸軍将校たちのその後

映画『日本のいちばん長い日』でも描かれた「宮城事件」は、1945年8月14日の深夜から翌朝にかけて、日本の無条件降伏阻止を目的として陸軍の一部若手将校が起こしたクーデター未遂事件である。 この事件の首謀者と言えるのは、当時陸軍省軍務局軍務課に所属…

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。 以前見たときは確かに…

レイテ沖海戦を戦った駆逐艦ジョンストンを深海で発見

先日、こちらの記事でレイテ沖海戦(サマール沖海戦)を取り上げたが、 vergil.hateblo.jp この海戦で日本軍の栗田艦隊と戦い沈没した米駆逐艦ジョンストンが、フィリピン海の深度6,500メートルの海底で見つかったという。これは、現在までに知られている沈…

米軍側から見たレイテ沖海戦はまったく様相が違っていた

弱小部隊だった「タフィー3」 1944年10月、フィリピン奪還を目指して殺到する米軍機動部隊とこれを防ごうとする日本軍連合艦隊が激突したレイテ沖海戦。 日本側では、航空支援のない連合艦隊が多数の米軍機による激しい攻撃にさらされ、武蔵をはじめ多くの…

「血が出るほど唇を噛み」というウヨ的騙しのテクニック

「僕の曾祖父の祖父」がインパール作戦で艦砲射撃w このウヨ氏によると、自分の「曾祖父の祖父」が、インパール作戦の際に巡洋艦から艦砲射撃を行ったという。 さんざん突っ込まれているこれ、140字のなかに、きっちり「乗組員は血が出るほど唇を噛み号泣し…

現実の世界では鬼の側が刃を振るって罪なき人々の首を斬っていたことくらいは知っておいたほうがいい

『鬼滅の刃』では、鬼殺隊の剣士たちがさまざまな技を繰り出して鬼の首を斬っている。鬼を殺すには、日光に晒すか、太陽の力が宿る特別な日本刀である「日輪刀」で首を斬り落とすしかない、という設定だからだ。 この作品で描かれた戦いの様相が、日中戦争で…

飢えていなくても人肉を食った日本軍

日本軍によるエクソ・カニバリズム「父島事件」 文春オンラインに、アメリカ人捕虜を殺してその肉を食べた、小笠原諸島父島での事件を取り上げた記事が掲載されている。[1][2] ガダルカナル、インパール、フィリピンなど、拙劣な作戦計画のために補給を絶た…

沖縄で米軍の捕虜になった日本兵の悔恨

8月15日の東京新聞に、沖縄戦で米軍の捕虜となった元日本兵のインタビュー記事が載っていた。[1] 戦地で見た地獄絵図が、今もまぶたに焼き付いている。群馬県伊勢崎市の栗原夏雄さん(九九)は日中戦争で、軍命に従い捕虜を拷問し、銃殺した。沖縄戦では米…

憲兵までゆるふわ化してしまった『この世界の片隅に』

『この世界の片隅に』で太極旗シーン以上に問題なのが、憲兵が出てくるエピソードだ。この話は以前にも一度取り上げているので内容が一部重複するが、改めて問題点を整理してみることにする。なお、このエピソードに関しては原作マンガとアニメ版に大きな違…

『この世界の片隅に』の太極旗シーンに感じる違和感を整理してみた

『この世界の片隅に』でとりわけ違和感を感じるシーンとして、8.15の玉音放送を聞いたあと、すずが翻る太極旗を見てはっと何かを悟り、泣き崩れる場面がある。 こうの史代の原作マンガでは、すずは「暴力で従えとったいう事か」「じゃけえ暴力に屈するいう事…

地獄島(軍艦島)で酷使されたうえ、長崎で被爆させられた強制連行被害者たち

徐正雨(ソ・ジョンウ)さんは、1943年、わずか14歳で日本に強制連行され、監獄島とも地獄島とも呼ばれた三菱鉱業高島炭鉱端島坑(軍艦島)に送り込まれた。軍艦島での体験についての徐さんの証言の一部を、以下の記事で紹介している。 その後、続発する坑内…

日経、さらっと「ゴボウ」「お灸」戦犯デマを拡散

BC級戦犯裁判に関する2大デマと言うべき「ゴボウ」と「お灸」だが、日経新聞と日経BPが共同運営するサイト「NIKKEY STYLE」にこれが載っているのを見つけてしまった。『こまつ座「闇に咲く花」 戦争責任の矛盾突きつける井上ひさし作品』という演劇評記事だ…

「捕虜をお灸で治療したら戦犯にされた」も都市伝説

戦後のBC級戦犯裁判に関して日本人の間に広く流布している物語が二つある。 一つは、「栄養不良に苦しむ捕虜に親切心からゴボウを食べさせてあげたのに、木の根を食わせた虐待だとして戦犯にされた」というもので、1958年のTVドラマ『私は貝になりたい』(翌…

『私は貝になりたい』―― 戦後日本人の被害者意識を正当化した「不朽の名作」

『私は貝になりたい』は、1958年にラジオ東京テレビ(現在のTBS)がテレビドラマとして制作し、芸術祭文部大臣賞を受賞するなど、テレビドラマの名作として高く評価された作品だ。続いて翌年にはドラマ版と同じ橋本忍の監督により映画化もされている。 ドラ…

軍艦島での朝鮮人徴用工への差別と虐待

歴史的事実を否定する「産業遺産情報センター」 世界文化遺産に登録された軍艦島(端島)などの解説を行う施設「産業遺産情報センター」が15日から一般公開された。しかし、懸念されてきたとおり、朝鮮人徴用工への差別や虐待はなかったとする展示内容になっ…

東南アジアの「親日」ももうすぐ終わり。ネトウヨは震えて待て。

大学生の娘を持つウヨ親が、課題の練習問題を読んで震えている。 以下が、ウヨ親が怖くてたまらないらしい課題の内容。 (1)以下の文章を100字以内で要約せよ。 インドネシアはオランダの植民地だったことで知られるが、日本も1942年から1945年までイン…

ホロコースト博物館長の警告

ホロコースト博物館が提供する警察官教育プログラム 日本の警察官教育はヘイトを植え付けるカルト教育 反省なき国はまた過ちを繰り返す ホロコースト博物館が提供する警察官教育プログラム 今年1月27日はソ連軍によるアウシュヴィッツ強制収容所の解放から7…

「自粛警察」の心理は関東大震災時の自警団のそれに近い

「自粛警察」の異常行動が頻発 一部の暴力的な人間が攻撃性を抑制できなくなっている? いわゆる「正義の暴走」なのか? 「官許の暴力」を振るう自粛警察は関東大震災時の自警団に似ている 「自粛警察」の異常行動が頻発 コロナ問題によるイライラが募るなか…

「私たちがいま生きているのは特攻隊のおかげ」とかいう妄想

何をどう間違うとこんな妄想脳が出来上がってしまうのだろうか? 今 私達が生きているのは大東亜戦争で戦ってくれた神風特攻隊が「九死に一生」ではなく「十死零生」とわかって護ってくれたからです 日本人はずっと堪え忍んできました。 靖國神社に眠る英霊…