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読む・考える・書く

マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

菅はよくやった

原発 マスコミ

 

福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)の報告書発表を受けて、マスコミでは菅前首相の事故対応を批判する報道が相次いだ。

これに対して、3月8日の東京新聞に載った、70歳男性からの投稿。

 

菅前首相の対応を評価

 

 民間の原発事故調査委員会が公表した報告書で、菅直人前首相の初動対応について述べている。これに対し新聞やテレビが批判的見解を示しているが、菅前首相は、原発事故処理に関してはよくやったと思う。

 事故当時、トップダウンで口出ししたことに対して批判しているが、原子力安全・保安院東京電力の幹部連中が頼りなくて、口出しせざるを得ない状態であったと思う。彼が口出しする前に水素爆発が起きており、東電は現場から撤退しようとしていたのだから叱咤しながら指示するのは当たり前。そうでなければ最悪の事態になっていたことは間違いないと思う。

 あれこれ批判するのは簡単だが、まっとうな原発事故対応マニュアルもなく、頼れるアドバイザーもいない。何とか最悪の状態を回避させたのだから上出来ではないか。福島原発事故に関して、彼は最悪の状態を阻止した功労者だと思う。

 委員は批判する前に、自分がその立場でうあったらどうできるか考えてみるべきだ。

 

まったく同感だ。

官僚も、「専門家」を称する原子力ムラのボス連中もまったく役に立たない大混乱の中、原発については素人に過ぎない菅前首相が、自分の頭で必死にやるべきことを考え、あれだけの対応ができたのだから立派なものではないか。

 

実はこの「民間事故調」それ自体も相当胡散臭いのだが、報告書内容の報道のされ方はさらに輪をかけてひどいようだ。

実際、菅内閣の内閣審議官として3.11当日の官邸での状況を目撃していた下村健一氏は、報告書中の自身の発言の取り上げられ方について、こんなふうに述べている。

 

民間事故調の報告についての報道の歪み

民間事故調/2】まず、大きく報道された、《電源喪失した原発にバッテリーを緊急搬送した際の総理の行動》の件。必要なバッテリーのサイズや重さまで一国の総理が自ら電話で問うている様子に、「国としてどうなのかとぞっとした」と証言した“同席者”とは、私。但し、意味が違って報じられている。
ken1shimomura 2012/03/04 00:53:56

 

民間事故調/3】私は、そんな事まで自分でする菅直人に対し「ぞっとした」のではない。そんな事まで一国の総理がやらざるを得ないほど、この事態下に地蔵のように動かない居合わせた技術系トップ達の有様に、「国としてどうなのかとぞっとした」のが真相。総理を取り替えれば済む話、では全く無い。
ken1shimomura 2012/03/04 00:54:43

 

民間事故調/4】実際、「これどうなってるの」と総理から何か質問されても、全く明確に答えられず目を逸らす首脳陣。「判らないなら調べて」と指示されても、「はい…」と返事するだけで部下に電話もせず固まったまま、という光景を何度も見た。これが日本の原子力のトップ達の姿か、と戦慄した。
ken1shimomura 2012/03/04 00:55:19

 

民間事故調/5】それが、3・11当日の総理執務室の現実。確かに、こういう張り詰めた時の菅さんの口調は、慣れていない者を委縮させる。それは30年前の初対面の頃から感じていた問題。しかし、「だって怖かったんだもん…」という幼稚園のような言い訳が、国家の危機の最中に通用していいのか?
ken1shimomura 2012/03/04 00:55:38

 

いつものことだが、自分たちの作りたいストーリーに合わせて好き勝手に材料のツギハギをするそういうやり方が、マスコミの信用(そんなものがまだ残っていればだが)を掘り崩していることにいい加減気づくべきだ。