このところ目立った動きが見えなかった小池百合子東京都知事だが、こっそりととんでもない条例案を出してきていた。
それも、3月19日(明日!)審議、22日採決、29日成立を目指すというのだから、まさに緊急事態と言っていい。
(拡散)森友文書改竄で社会が大揺れの中、市民運動などの弾圧が可能となる警視庁が提出した「東京都迷惑防止条例(改正)案」が3月19日「警察・消防委員会」で審議、22日採決、29日の都議会最終日に成立する恐れがあります。緊急に条例改正反対の要請書を委員会にFAXするなどの対応が必要です。 pic.twitter.com/cTdn7KvFg3
— Siam Cat_036 (@SiamCat3) 2018年3月15日
東京都迷惑防止条例「改正」に反対する要請書
— や(ま)ブし (@neo_yamabusi) 2018年3月15日
とりあえず、OCRかけてテキストここに置いておいたで。FAXしてみようやー。
#fromEvernote https://t.co/bx1OLxiLn6#東京都迷惑防止条例改正案は東京都版共謀罪 pic.twitter.com/iu7lM2QFFY
詳しい内容は自由法曹団東京支部の反対意見書を読んでもらうのが良いと思うが、中身を要約すれば、要するにこういう代物だ。
— 脱原発.com (@battlecom) 2018年3月17日
↑クリックで拡大(画像出典:「なんくるブログ」さん)
デモ潰し。そう言われても仕方ない。
— os (@osdiva1) 2018年3月17日
このタイミングで東京都に「迷惑防止条例の改正案」を出して、その内容が
「正当な理由なく、専ら、特定の者に対するねたみ、恨みその他の悪意の感情を充足する目的」
だもんな。
これ、警察が一方的にデモの参加者を捕縛できるぞ。
民主主義はどこにいった? https://t.co/WHq9FIJEZV
東京都が条例でデモを抑圧できれば、国会前の抗議行動も首相官邸前のそれもできなくなって効果絶大というわけだ。しかも、デモだけでなくジャーナリストの取材やネット上での批判までターゲットに含めている。まさに「異議申し立てをする自由」全体を潰すことを狙ったものだ。
昨年の衆院選での失速で完全にメッキの剥げた小池が、安倍政権に媚を売ることで失地回復を図る方向に舵を切ったのだろう。
失地回復に向け政権をアシスト【小池都知事が密かに急ぐ「デモ封じ条例」が招く暗黒社会】たった1回の審議で3・29スピード採決 「デモ封じ」で政権に恩を押し売り こんな〝希代の悪法〟を本当に成立させるのか。都議全員の良識が問われる(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/uPa4cPrEg6
— KK (@Trapelus) 2018年3月17日
もちろんこんな条例は違憲無効だが、平然と憲法違反の法律を作り、その法律の範囲さえ逸脱する条例を作らせ、という手法で、徐々に憲法を有名無実化する「法の下剋上」を押し進めてきたのが歴代自民党政権なのだ。特に条例は国会で審議されないのでメディアの目も市民の目もごまかしやすい。
これは完全な憲法違反の条例。都の条例が、憲法より上位にあるわけがないが、警視庁は自分たちの奉仕する腐敗した権力者への反抗をつぶすために、形式的にそれを可能にする「法律のような何か」を作らせようとしている。反政府デモにも適用可能な「緊急事態条項」の予行演習。https://t.co/BRWFCR7rbV
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2018年3月16日
しかも、この策謀は東京都だけでなく全国で展開されているらしい。とんでもないことだ。絶対に許してはならない。
正式名称から検索かけてみた。
— 知る大切さ2017 (@s01aFkwkqTyLDCT) 2018年3月15日
全都道府県県にどうも一斉にやっているみたい。
おおー全然知らんかった。
めちゃ怖いぞ安倍政権。
「公衆に著しく迷惑をかける暴力行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例案」
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