読む・考える・書く

マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

「えらぼーと2016」をやってみた(その2)経済・財政関連

消費税率引き上げ → 延期または中止 消費税はそもそも、貧しい者ほど負担が重く、富裕層ほど軽くなる、所得再配分に逆行する悪税である。その上、増税分を価格転嫁できない弱い立場の下請け企業を苦しめる下請けイジメ促進税でもある。 国税の中で一番多く年…

「えらぼーと2016」をやってみた(その1)憲法関連

毎日新聞が参院選に合わせて「えらぼーと2016」というサイトを公開している。 候補者と同じアンケートに答えることで、自分と各党・各候補者の意見の一致度が分かるというものだ。 投票先選びというより、自分の考えを整理するのに役立ちそうなので、私もや…

自衛隊配備は宮古・八重山に第二の沖縄戦をもたらす

自衛隊の組織防衛に利用される先島諸島 先島諸島(宮古・八重山)への自衛隊配備が進んでいる。 従来、先島にある軍事基地といえば、「本土復帰」の際に米軍から自衛隊に引き継がれたレーダー基地(航空自衛隊宮古島分屯基地)が宮古島にある程度だった。と…

臣民根性の行き着く果て―「戦時犬猫供出」

先の大戦時の嫌な話の一つに、犬猫の供出というのがある。 例によって記録がほとんど残っていない(恐らく敗戦時に廃棄された)ため事件の全体像がはっきりしないのだが、時系列を辿ってみると次のようになる。 日中戦争時からあった予兆 1942年夏の悲劇 犬…

「かわいそうなぞう」にまつわる苦い話

ジョンもかわいそう ほかの猛獣たちもかわいそう 動物園の人たちもかわいそう ゾウは餓死させるしかなかったのか? 衰弱したゾウたちを観客に見せていた? このあたりで、実話としての「かわいそうなぞう」にまつわるその他の話題をまとめておく。 ジョンも…

「かわいそうなぞう」まで日教組が悪いことにしてしまう、いろいろこじらせた人たち

検索してみると、「かわいそうなぞう」の真相を取り上げたブログがいくつか見つかる。その中の一つであるこちらのブログ(記事1、記事2)は、この虐殺が空襲による猛獣脱走の危険を避けるためにやむなく行われたことではなく、「『戦争の怖さも知らないで…

もうひとつの「ハチ公」物語

昨日の新聞に、「忠犬ハチ公」に関する話題が載っていた。 東京新聞(5/20): ハチ 一緒に暮らせるよ 上野博士最愛の女性 家族と同じ墓に納骨 東京・渋谷駅の銅像で知られる忠犬ハチ公の飼い主だった東京帝国大の上野英三郎(ひでさぶろう)博士と事実上の…