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イスラエルがパレスチナの子どもたちにしていること

詳細な解説スレッドがあったので主なツイートを訳してみた。

 

イスラエルの刑務所にパレスチナ人の子どもたちがいると聞いてショックを受けている人がいるので、このスレッドでは本物の誘拐犯について説明する。

 

・ヨルダン川西岸はイスラエルに占領されたパレスチナの領土である。

・占領下のヨルダン川西岸に住むイスラエル人入植者にはイスラエルの文民法制度が適用される。

・一方、パレスチナ人の子どもには、人々の基本的権利(人権)を認めないイスラエルの軍法が適用される

 

イスラエルは、公正な裁判のための基本的な保護手段を欠いた軍事法廷制度で子どもたちを組織的に訴追している世界で唯一の国である。毎年500人から700人のパレスチナ人の子どもたちが拘留され、軍事法廷で起訴される。その中には12歳の子どももいる。

 

逮捕された子どもの4人に3人は、逮捕や尋問の過程でイスラエル兵から身体的暴力を受けている。子どもたちは自宅への夜襲で逮捕されることが多く、目隠しされ、手を縛られ、取り調べ中は弁護士や親との面会を拒否される。

 

夜襲で若い息子を逮捕された父親による記録

 

2019年:イスラエル兵士たちが13歳のパレスチナ人の子どもを拘束し、目隠しをして街路を連行する様子を撮影した映像。その間にも兵士たちはパレスチナ人の家にスタングレネード(閃光手榴弾)を投げ込んでいる。

 

イスラエルの兵士たちがパレスチナ人の子どもを逮捕し、縛られたままのその子と一緒に自画撮りしている動画。

 

地元の非政府組織が月曜日(11/20)に発表したところによると、イスラエル軍は今年初め以来、880人のパレスチナ人の子どもを拘束している。

 

パレスチナ捕虜協会は、「200人以上の子どもたちが依然として拘留されており、そのうち26人は告訴も裁判も行われないままイスラエルの行政拘留政策の下で拘留されている」と述べた。

 

イスラエル軍令1726では、子どもを起訴前の15日間予防拘留することができ、軍事裁判所はその拘留を毎回10日ずつ最大40回(13ヶ月以上)まで延長できると規定されている。

 

さらに、パレスチナ人の子どもたちは、国際法の規定に従った犯行容疑時の年齢ではなく、判決時の年齢に基づいて刑を課されている

 

DCIP(Defense for Children International – Plaestine)は、2016年1月1日から2022年12月31日までの間に、占領下のヨルダン川西岸地区でイスラエル軍に拘束され軍事法廷で起訴された子どもの拘留者766人から、逮捕、尋問、拘禁の経験を記した宣誓供述書を収集した。

(画像内のテキスト)

子どもの被拘禁者の4人に3人はイスラエル軍の手中にある間に身体的暴力を受けている。

  • 59%が夜間に逮捕されている
  • 86%が逮捕時にその理由を告げられていない
  • 97%が手を縛られている
  • 89%が目隠しをされている
  • 75%が身体的暴力を加えられた
  • 58%が逮捕時またはその後に、言葉による虐待、辱めや脅迫をされた
  • 54%が逮捕された場所から軍用車の床に座らされて運ばれた
  • 80%が服を脱がされて検査された
  • 42%が適切な食事と水の提供を拒否された
  • 31%がトイレに行かせてもらえなかった
  • 66%が自分の権利に関する適切な情報を与えられなかった
  • 97%が家族の付き添いなしに尋問された
  • 55%が、パレスチナ人の子どもには読めないヘブライ語で書かれた文書を見せられたり署名させられた
  • 36%が脅されたり強要された
  • 25%が苦しい姿勢をとらされた
  • 23%が2日またはそれ以上の間、尋問のため独房に勾留された

 

PLO抑留者問題委員会は、イスラエルが1967年から2022年までに5万人以上の子どもを逮捕したと発表した。

 

DCIPの推計によれば、2000年以来、イスラエル軍当局は約1万3000人のパレスチナ人の子どもを拘束、尋問、訴追、投獄している。

 

休戦協定に基づいてイスラエルが解放するよう求められているパレスチナ人の3分の2以上は、いかなる罪でも有罪判決を受けていない。彼らの大半は子どものときに逮捕された。

 

情報ソース:

 

児童虐待大国イスラエル(怒)