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東南アジアの「親日」ももうすぐ終わり。ネトウヨは震えて待て。

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大学生の娘を持つウヨ親が、課題の練習問題を読んで震えている。

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以下が、ウヨ親が怖くてたまらないらしい課題の内容。

(1)以下の文章を100字以内で要約せよ。

 インドネシアはオランダの植民地だったことで知られるが、日本も1942年から1945年までインドネシアを軍事占領した歴史がある。インドネシアでは歴史教育の時間に日本占領期のことがしっかり教えられている。隣組、青年団、警防団、従軍慰安婦、兵補、労務者、東条英機など、さまざまなことが教えられる。そして「3年半の日本占領期は350年のオランダ植民地時代よりも残酷だった」という文句は広く人口に膾炙している。また家庭でも日本占領期に犠牲になった家族や親せきの話などが語り継がれている。

 それに引き換え、日本の歴史教育はどうだろう。東南アジアを日本が支配したことについては、多少は教えられるが、現地の学校で日本語教育を強要していたことは教えられない。またインドネシア、とりわけジャワから多くの「労務者」が泰緬鉄道を作るためにタイとミャンマーの国境に強制的に連行され、その多くがマラリアと飢餓のために亡くなったというような歴史は教えられていない。インドネシアから来た留学生が日本人の学生と話をしていて、かつて日本がインドネシアを軍事支配した時期があることさえ、日本人学生が全くと言ってよいほど知らないことに愕然とする。

 わずか数世代前の先祖が占領した歴史を知らない日本人の若者はかつて占領された国の人たちの目にどのように映るだろう。日本占領期のことを学ぶことは、かつて占領された国の人たちに対する礼儀であり義務ではないだろうか。

書かれている内容は事実そのままの淡々とした記述に過ぎないのだが、ウヨ親にとっては、自分がすがってきた歴史修正主義的妄想がゆるがされるのが怖いのだろう。教団の「教え」と異なる事実に直面したカルト信者が恐怖を感じるのと同じことだ。

だいたい右派は、インドネシアは日本軍がオランダからの独立を助けてくれたから親日なのだ、みたいな寝言を言うわけだが、日本の、日本による、日本のための戦争のせいで日本人より多い400万人も殺されたインドネシア人が日本軍に感謝などしているわけがないではないか。

だからこういうことになる。

インドネシア人が日本に好意的なのは、まず第一に、過去の経緯はともかくとして、戦後は平和国家となった(ことになっている)日本とは良い関係を築きたいからだ。つまり、日本の右派などとは違って彼らは大人なのだ。

そして第二に、アメリカの庇護のもと、朝鮮特需をきっかけに高度成長を続けた戦後日本は、収奪され戦場にされた東南アジア諸国と比べて圧倒的な経済大国だったからだ。誰だって、お金を落としてくれる相手にわざわざ機嫌を損ねるようなことを言ったりはしない。

だが、それももう終わりだ。着実に成長を続ける東南アジア諸国と、愚かな自民党政権のもとで衰退の一途をたどる日本との差は縮まるばかりだ。20年どころか10年も経たないうちに抜き去られることになるだろう。

そうなれば、もう手加減はしてもらえない。

このウヨ親の子や孫の世代の若者が貧困化する日本から職を求めて海外に出ていったとき、偉そうなウヨ言説を現地の人々に開陳などしたらどうなるか、結果は明らかだろう。

いずれ必ず来るその日を、ネトウヨは震えて待て。

【2020/6/27追記】

どうしたらいいのか、私も知りたい。

【追記終わり】


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