読む・考える・書く

マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

『私は貝になりたい』―― 戦後日本人の被害者意識を正当化した「不朽の名作」

『私は貝になりたい』は、1958年にラジオ東京テレビ(現在のTBS)がテレビドラマとして制作し、芸術祭文部大臣賞を受賞するなど、テレビドラマの名作として高く評価された作品だ。続いて翌年にはドラマ版と同じ橋本忍の監督により映画化もされている。 ドラ…

【映画】エクス・マキナ ― まあ、「強いAI」が実現したらこうなるよね、というお話

スタッフ・キャストなど 監督・脚本:アレックス・ガーランド ケイレブ:ドーナル・グリーソン エヴァ:アリシア・ヴィカンダー ネイサン:オスカー・アイザック キョウコ:ソノヤ・ミズノ あらすじ 世界最大の検索サービス企業ブルーブック社でプログラマー…

嘘つくな!もやウィン: 第4話 国会の議論

自民党の「もやウィン」改憲マンガ、第4話の「国会の議論」では、改憲したい項目として、以下の4つを示している。 しかし、第3話で自分で言っていたように日本国憲法の平和主義を厳守して「外国との争いが起きても平和的に解決する」のなら「自衛隊の明記…

嘘つくな!もやウィン: 第3話 3つの柱

自民党の「もやウィン」改憲マンガ、第3話の「3つの柱」では、日本国憲法の三大原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を取り上げている。 で、何を言うのかと思ったら、これらは「絶対に変えない」「変えてはいけない」と言うのだ。 だ…

嘘つくな!もやウィン: 第2話 憲法とは

自民党の「もやウィン」改憲マンガ、第2話の「憲法とは」になると、更にトンデモの度を増している。 もやウィンはまず、いわゆる聖徳太子の十七条憲法を「憲法と似たようなもの」だと言い出す。 いやいや、全然違うだろう。 十七条憲法と近代国家の憲法が似…

嘘つくな!もやウィン: 第1話 進化論

自民党が最近、「もやウィン」とかいうゆるキャラ?を使った改憲プロパガンダマンガを拡散している。 1話目では、ダーウィンが言ったと称するセリフを引用して、「生き残るには変化が必要」→「だから改憲が必要」と、強引すぎる滅茶苦茶な論理を展開。 しか…

軍艦島での朝鮮人徴用工への差別と虐待

歴史的事実を否定する「産業遺産情報センター」 世界文化遺産に登録された軍艦島(端島)などの解説を行う施設「産業遺産情報センター」が15日から一般公開された。しかし、懸念されてきたとおり、朝鮮人徴用工への差別や虐待はなかったとする展示内容になっ…