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マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

助けて欲しければ家族を捨ててこい、という非人道国家日本

日本政府の「救出作戦」は大失敗 日本政府は8月23日、タリバンが実権を握ったアフガニスタンから日本人やアフガン人現地職員を退避させるため自衛隊機を派遣したが、ほとんど目的を達成できないまま、27日に作戦を事実上終了した。 結局救出できたのは日本…

猫の命を生活困窮者差別に利用した「メンタリストDaiGo」

「メンタリスト」を自称するユーチューバー「DaiGo」が、生活保護受給者や野宿者(いわゆる「ホームレス」)などの生活困窮者を差別する暴言を吐いて非難を浴びている。 問題の動画(8/7公開)はもう見られなくなっているが、どんな差別発言をしていたのかは…

敗戦の日の天皇の仕事は、テキトーな「反省のふり」をして見せて一切反省しない政府を免責すること。

76年前の8月15日は、原爆投下とソ連の参戦で、これ以上やったら自分の身も危ないと考えた天皇裕仁が連合国への降伏を決め、お前たち臣民も黙って従えとラジオで放送させた日である。 その裕仁の孫である徳仁は昨日、全国戦没者追悼式に出席し、次のような「…

先行研究の軽視どころの話ではなかった一院制の件

北康利『白洲次郎 占領を背負った男』(2005年)について(その2)。 前回記事で、日本国憲法のGHQ草案では国会が一院制とされていた件について、この本は参考文献にも挙げている古関彰一『新憲法の誕生』(1995年)で既に指摘されていた真相(ケーディスは…

信用できない歴史関連本の見分け方

いま、ある調べ物をする必要から北康利『白洲次郎 占領を背負った男』という本を読んでいるのだが、一読してみて、この本の内容はまったく信用ならない、という結論になった。 なぜこの本が信用できないかを説明していくと、ある意味、一見もっともらしいが…

ナンジ人民 家で死ね

菅スガがとうとう、新型コロナウイルス感染症の患者のうち、入院対象を「重症者など」に限定すると言い出した。 東京新聞(8/3): 菅首相「重症リスクの高い人以外は自宅療養」 政府、病床不足で方針転換 政府は2日、新型コロナウイルス感染症の医療提供体…

中国に取り残された残留日本兵、石田東四郎さんのこと

小野田寛郎(1974年フィリピンから帰国)や横井庄一(1972年グアムから帰国)などと違って知名度はゼロに近いが、1993年、敗戦から48年も経ってようやく中国から帰国した石田東四郎という元日本兵がいる。 この石田さんにまつわる物語は、実に驚くべきものだ…