[ワシントン 3日 ロイター] カーニー米大統領報道官は3日、米海軍特殊部隊が、イスラム系武装組織のアルカイダ指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の邸宅を急襲した際、同容疑者は抵抗したが、武器は持っていなかったことを明らかにした。
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邸宅の2、3階で特殊部隊は同容疑者とその家族を発見。カーニー氏はその時の様子について、「拘束に対し抵抗する懸念があった。実際、ビンラディン容疑者は抵抗してきた。容疑者の妻は隊員に飛び掛かり、脚を撃たれて負傷した。その後、ビンラディン容疑者は射殺された。武器は持っていなかった」と説明した。
ビンラディン容疑者の抵抗についてカーニー氏は、同容疑者が取った具体的な行動や抵抗の度合いは明らかにせず、後日詳しい状況に関する情報が提供されるとした。
オバマ政権は殺害の判断について、ビンラディン容疑者が銃撃戦で抵抗したためで「可能なら生け捕りにした」(ブレナン大統領補佐官)とし、殺害だけが目的ではなかったと強調。だがカーニー氏は会見で同容疑者の当時の抵抗ぶりについて詳しい説明をせず、今後疑問視する声が広がりそうだ。
説明するのもアホらしい。
武器も持たない54歳の男一人を、米軍特殊部隊の精鋭が捕獲できないはずがないだろう。
隊員一人で、素手だったとしても易々と制圧できたはずだ。
やっぱり、最初から殺すことだけが目的だったのだ。
下手に逮捕なんかしたら世界中が注目する中で裁判にかけなきゃならなくなるし、そうしたら何をしゃべり出されるかわかったもんじゃないからな。
おまけに、この暗殺のおかげでオバマの人気は急上昇だという。
なんという野蛮な国か。
先住民を殺しまくっていた西部劇の時代から一歩も進歩していないじゃないか。
【追記】5/5
NHKもアメリカが最初からビンラディンを殺すつもりだったことを報道している。
特殊部隊 当初から殺害目的か
5月4日 12時16分
アメリカ軍の特殊部隊によって殺害されたオサマ・ビンラディン容疑者について、アメリカ、ホワイトハウスの報道官は、殺害されたときに武器を持っていなかったことを明らかにし、アメリカ国内では、当初から殺害を目的にした作戦だったのではないかという見方が出ています。
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しかし、ロイター通信は、アメリカ政府高官の話として、「作戦は最初から殺害が目的だった」と伝えるなど、アメリカ国内では、作戦は当初から容疑者の殺害を狙ったものだったのではないかという見方が出ています。