先月行われた「軍装祭」というサバイバルゲーム関連のイベントで、旧日本軍兵士のコスプレをした上、中国人捕虜を斬首するポーズをしてみせたバカウヨがいた。
2月17日に愛知県内で行われたサバイバルゲーム関連のイベント『軍装祭』にて、一部のグループが南京大虐殺の真似をして、日本兵が日本刀を構え捕虜の首を切る様なポーズで撮影を行い、その画像をTwitterで公開していたことが判明。
— ロジ (@logicalplz) 2018年2月27日
アカウントは現在閲覧できない状態。 pic.twitter.com/GXpNne0JqC
このバカウヨのtwitterアカウントは削除済みで、当のイベントからも出禁を食らっているそうだが、それにしてもこの言い草は醜悪としか言いようがない。
今日の軍装祭で南京大虐殺のあれやってきましたとてもおもしろかったです
また支那人がいたらやりたいですね
日本社会がこういう醜悪な行為を曖昧に見過ごしてきた結果が今なのだろう。
自衛官募集の電話番号これか。日本軍の民間人虐殺を再現し、面白おかしく悪意を込めて世界中に拡散した画像の背景が実在の「自衛官募集」か。《一部の》《馬鹿どもの》《悪ふざけ》と見過ごしてきた結果、歴史は繰り返されるのかな pic.twitter.com/J7dCAegNS5
— 潤 (@jun_trans) 2018年2月25日
ところで、この手のバカウヨは「南京大虐殺」といえば「なかった」と言うに決まっているのだが、一方でこんな真似を楽しんでやれるのはどういうことなのか?
本当に虐殺行為などなかったと信じているならこんな真似は思いつかないはずだし、逆に事件の真相を正確に理解しているなら、いくら旧日本軍が好きな軍事マニアでもこんな行為は恥ずかしくてできないはずだ。
要するに、日本軍が南京で凄惨な虐殺を行ったことにはうすうす感付いていながら、中国への差別意識から「やっていたとしても問題ない」と思っているからこそ、こんな真似を平気で楽しめるのだろう。排外主義と反知性主義に毒されたバカウヨの認識というのはその程度のものなのだ。
【関連記事】
南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書)
- 作者: 笠原十九司
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 200回
- この商品を含むブログ (26件) を見る