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気色悪い天皇制翼賛報道

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予想されたとおりではあるが、改元だ退位だ新天皇即位だと、マスコミの天皇制翼賛報道が続いている。

戦前とまったくメンタリティが変わっていない。気色悪いとしか言いようがない。

そんな醜悪さは沖縄からだとよりクリアに見えるのだろう。辺野古で抗議活動を続ける目取真俊さんがこう書いている。

blog.goo.ne.jp

 天皇の代替わりが迫っているということで、テレビ、新聞をはじめとしたマスコミは天皇(制)翼賛報道で明け暮れている。あー気持ち悪い。その醜悪さに反吐が出る。

(略)

 マスコミがこれだけ大騒ぎしなければ、天皇の代替わりなどどれだけの人が関心を持つか。天皇が替わることで時代で時代が変わる、天皇が空間と時間を支配し日本を一つにまとめている、という幻想を市民に刷り込む役割を果たしているのがマスコミだ。マスコミがそうやって熱心に天皇(制)を支えるのは、それが自分たちの利益(金儲け)にもつながるからだ。

 こういう右にならえ式の翼賛報道を行っているマスコミは、いざ国の危機となれば政府の広報機関と化して、市民を統制する役割を自ら担うだろう。報道の自由を脅かしているのはマスコミ自身にほかならない。

そしてNHKはついに、天照大神が皇室の祖先だと言い出した。神話を史実扱いする皇国史観そのものだ。

インターネットアーカイブに「両陛下 退位前に伊勢神宮参拝の儀式」というこの記事のログが残っているが、時系列をたどってみると、4/18 09:32:52 GMT (18:32:52 JST)に記録された最初の版には、確かに「皇室の祖先の「天照大神」がまつられる伊勢神宮の内宮」と書かれている。

これが、14:12:13 GMT (23:12:13 JST)に記録された版では「皇室の祖先をまつる伊勢神宮の内宮」という表現になり、

さらに、4/19 08:25:43 GMT (17:25:43 JST)に記録された版では「皇室の祖先とされる「天照大神」をまつる伊勢神宮の内宮」という、現在と同じ表現に変わっている。

NHK内部で何があったか知らないが、実に気持ちの悪い動きだ。

さらには、天皇家に関わる軽微な犯罪を、警察が公然と「思想犯」呼ばわりし、マスコミがそれを何の問題意識もなくそのまま記事にしている。このマスコミの愚かさこそが犯罪的だ。

元号が変わろうと、天皇が代替わりしようと、新しい時代などやって来ない。そんなことで浮かれ騒いでいるようでは、今後もあらゆる意味でこの国の衰退は加速し続けるだろう。

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