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独裁を完成させたら終わりだということを理解しない人たち

憲法違反の秘密保護法、戦争法、共謀罪法をすべて強行採決で押し通し、さらに憲法改悪・緊急事態条項による独裁の完成へと暴走する極右安倍自民党政権。まさにこの国の未来を破滅へと導く国家的危機と言うべきなのだが、この事態に警鐘を鳴らす人々を訳知り顔で嘲笑する者たちがいる。

下のツイートなど、その典型だろう。

「安倍政権に自由を担保されている」? この人にとって、自由とは権力者から恩恵として与えてもらうものなのか?

自由権は基本的人権を支える要となる権利であり、絶対に時の政権などに手を触れさせてはならないものだ。この危機感のなさと不見識には呆れるほかない。

まさに、そういうことなのだ。今ならまだ止められるし、何としても止めなければならない。しかし、自民党改憲案にあるような緊急事態条項が憲法に書き込まれ、内閣が好き勝手に法律を作り、それに従うことを強制できるようになったらもう手遅れだ。

これはナチ党がドイツ国会で第一党となった1932年、ベルリンで行われた反ナチデモの写真。この時点ではまだナチに抗うことも可能だった。しかし翌1933年、ヒトラーが首相に就任し、全権委任法を成立させてすべての権力を一手に掌握すると、もはや抵抗は不可能となった。

上のツイ主はこのデモの参加者をも、「ナチに自由を担保されている人たちが、ナチを独裁呼ばわりする喜劇」と言うのだろうか。

 

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