最近(でもないか…)ネットでよく見かける言葉に「ホルホル」というのがある。
自画自賛する様子を揶揄する目的で使われる。
例えば、いわゆる「日本スゴイ!」系のテレビ番組を「日本ホルホル番組」と呼んだり、自慢げな様子の人を「ホルホルしてる」と言ったりする。
しかし、意味は分かったが、それではなぜその表現が「ホルホル」なのか。
ググってみると、どうやら2002年から2009年まで運営されていた日韓翻訳機能付きの掲示板「enjoy Korea」で、韓国人が笑い声として書き込んだハングルが日本語訳で「ホルホル」と表示されたのが始まりらしい。[1]
元ネタ ですが、日韓翻訳掲示板 (enjoy Korea/ エンコリ) で、韓国人がハングル (韓国語) で書いた笑い声が日本語訳されて表示される時に 「ホルホルホル」 などとなったので、それをそのまま使ったものが語源となります。
それが「自国自慢をする韓国人」を嘲笑する表現として使われるようになり、さらに転じて、韓国と関係なくても自画自賛する様子を揶揄する表現として定着したわけだ。
要するに、「バンザイ」と言えばいいところをわざわざ「マンセー」と言うのと同種の表現である。
こうした表現の裏には、「韓国人は幼稚で自画自賛ばかりしている」というイメージが張り付いている。差別的表現と言うほかない。
「ホルホル」は「日本スゴイ!」的なものを揶揄する文脈で左派が使うことも多いが、やはり目的が何であれこんな表現は使うべきではない。(自戒も込めて)
[1] 同人用語の基礎知識『ホルホル』