読む・考える・書く

マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

人権侵害組織入管を擁護する屁理屈あれこれ

【広告】

入管という役所がいかに悪質な人権侵害組織であるかは前回記事でも紹介した。これはマスコミがまともに報道しない(どころか入管とつるんで差別を助長する番組を放送したりする)から知られていないだけで、ネットで検索すればいくらでも情報が出てくる。

そんな入管が、自らの悪行を棚に上げて難民支援を訴える落書きをあげつらうツイートを一つしただけで、たちまち入管を擁護する「お上」大好き臣民たちが湧いてくる。

ここでは、彼らがどんな論理で入管を擁護しているか観察してみよう。

まずは、最も多い「落書きは犯罪だー」型。当ブログにもやはりこのパターンのコメントが寄せられた。

ばっかじゃねーの?
なに犯罪正当化しようとしてんの?
落書きなんかせず行政に言え、それでおしまい

あと入管で死亡者?だから何?
犯罪だと思うなら警察に届けろよ
落書きして良い理由なんてどこにもないのがわからんバカパヨクはこれだから

たかが落書きと人命に関わる虐待との重大性の違いも分からないお花畑ぶり。しかも、行政当局の行う犯罪行為を、仲間内の警察に言えば解決してもらえると思っているのだからどうしようもない。

同じような言説がツイッターやヤフコメにも溢れているが、この手の人間はいくら入管の実態を知らされても抗議の声を上げることなどないし、その振る舞いがすべてを語っている。

これの変形版として、「気持ちは分かるが違法だからダメ」というのもある。しかし、これも誤りであることは既に歴史が証明済みだ。


次は、「入管の職員さんたちは実はいい人」説。

行政当局が組織的に行う行為の善悪と個々の担当者の人間性はほとんど関係がない。職員はみな真面目に、忠実に、与えられた「職務」をこなしているだけだ。要するに、入管で行われているのは、典型的な「凡庸な悪」なのである。


最後に、一見もっともらしいのが「人権侵害が起きるのは予算が足りないから」説。

しかし、入管で虐待が起こる理由は、介護施設でそれが起きてしまうのとは違う。入管で行われている虐待は「起きてしまう」のではなく意図的に行われているのであり、それは入管という組織の目的自体が腐っているからだ。この二つを混同してはいけない。


では結論。落書きの件で入管を擁護する主張はすべて間違い。いずれも屁理屈でしかない。

【関連記事】

 

在日外国人 第三版――法の壁,心の溝 (岩波新書)

在日外国人 第三版――法の壁,心の溝 (岩波新書)

 
来日外国人人権白書

来日外国人人権白書

  • 作者: 田中宏,江橋崇
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 1997/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログを見る