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動物

幸せそうだったミャンマーの野良犬たち

■ どこにでもいる野良犬たち ミャンマーでは、いたるところに野良犬がいる。路上はもちろん、駐車場や建物の敷地内にもごろごろしている。 逆に、はっきり飼犬とわかる犬を見かけることはほとんどない。今回の二週間の滞在でも、飼い主に連れられて散歩して…

臣民根性の行き着く果て―「戦時犬猫供出」

先の大戦時の嫌な話の一つに、犬猫の供出というのがある。 例によって記録がほとんど残っていない(恐らく敗戦時に廃棄された)ため事件の全体像がはっきりしないのだが、時系列を辿ってみると次のようになる。 ■日中戦争時からあった予兆 まず、この事件の…

「かわいそうなぞう」にまつわる苦い話

このあたりで、実話としての「かわいそうなぞう」にまつわるその他の話題をまとめておく。 ■ ジョンもかわいそう 上野動物園の猛獣虐殺で殺されたゾウは、ジョン(♂)、ワンリー(♀別名「花子」)、トンキー(♀)の三頭だった。しかし、「かわいそうなぞう」でのこ…

「かわいそうなぞう」まで日教組が悪いことにしてしまう、いろいろこじらせた人たち

検索してみると、「かわいそうなぞう」の真相を取り上げたブログがいくつか見つかる。その中の一つであるこちらのブログ(記事1、記事2)は、この虐殺が空襲による猛獣脱走の危険を避けるためにやむなく行われたことではなく、「『戦争の怖さも知らないで…

もうひとつの「ハチ公」物語

昨日の新聞に、「忠犬ハチ公」に関する話題が載っていた。 東京新聞(5/20): ハチ 一緒に暮らせるよ 上野博士最愛の女性 家族と同じ墓に納骨 東京・渋谷駅の銅像で知られる忠犬ハチ公の飼い主だった東京帝国大の上野英三郎(ひでさぶろう)博士と事実上の…

反戦童話「かわいそうなぞう」が露呈した戦後平和教育の欠陥

児童文学作家土家由岐雄による童話『かわいそうなぞう』。1951年に発表された後、1970年に絵本として出版されて200万部を超える大ヒットを記録、小学校の教科書にも採用され、代表的な「反戦童話」「平和教材」となった。戦後生まれの日本人なら、子どもとし…

多摩川の猫 ― あるいは、同じ場所にいても見えるものは人によってまったく違うということ

ASCII.jpの連載で、“這いつくばって猫に近づけ”というシリーズがある。さまざまなデジカメやスマホを駆使して、「この愛すべき動物を、いかに可愛く撮影するか。猫写真家の荻窪氏がそのテクニックを伝授する」という趣旨の連載である。 最初に断っておくが、…

『ゴキの墓に』 ― 猫を愛するということ

先日の記事「龍胆寺雄と猫」の中で、龍胆寺が早逝した愛猫ゴキの死を悼んで書いた詩『ゴキの墓に』を紹介した。 このときは猫雑誌からの断片的な紹介しかできなかったが、ようやく図書館でこの詩が収録されている全集[1]を見つけることができた。一人で読ん…

龍胆寺雄と猫

先日、ツイッターのTLにこんなネタが流れてきた。 今日の植物園で見つけたもの。クソクプが飛んできた時にお使い下さい。 pic.twitter.com/eef2cxyYWF — tetsu (@metatetsu) 2014, 10月 13 そして、このサボテンに名前をつけたのが、作家の龍胆寺雄(1901--1…

チェルノブイリとフクシマの祈り

8年前、『チェルノブイリの祈り』の著者、スベトラーナ・アレクシエーヴィチさんのインタビューを、「ふぇみん」(2003年11月15日号)で読んだ。その中で、特に記憶に引っかかっていたのが、次の一節だ。 汚染地域から疎開させられた人々の心の傷になったの…