読む・考える・書く

マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

日本問題

世代間格差論という悪質な謬論は徹底的に潰しておく必要がある

「たかまつなな」とかいう「時事YouTuber」が、「シルバー民主主義」打破のためと称して、余命投票制度なるトンデモを提案している。 “シルバー民主主義”の打破のために、余命投票制度を提案しました。シルバー民主主義を解決するためには、さまざまな方法が…

室井佑月「あたしたちはATMじゃない」←ホントこれ

今回の衆院選挙について、室井佑月がいいこと言っているのでメモ。 あたしたちはずっと自民党政治によって、ほんの一部の人間の便利なATMのように使われてきました。ちょっと前までは壊れないよう使うくらいの配慮はあった。けど、今は壊れたら捨てられる AT…

小野田寛郎を英雄扱いしてきただけでも大概だが、今度はその嘘を世界にまで広めるのか?

映画『ONODA』がカンヌでスタンディングオベーションという惨事 ゴーストライターが暴露せざるを得なかったほどひどい手記のデタラメ 小野田はとっくに戦争が終わったことを知っていた 小野田はジャングルに潜んで何をしていたのか? 小野田はなぜ津田氏のル…

【緊急】絶対に許してはならない幹部自衛官による「国民の敵」暴言【危険】

16日夜、自衛隊の統合幕僚監部に所属する幹部自衛官(30代、三佐)が、民進党の小西洋之参院議員に向かって、「おまえは国民の敵だ」などと罵倒する事件が発生した。 東京新聞(4/18): 16日午後9時ごろ、三佐が国会周辺をランニング中、参院議員会館付近…

故・高畑勲監督の警告を噛みしめる

4月5日、アニメ映画監督の高畑勲氏が亡くなられた。謹んでご冥福をお祈りします。 氏の訃報を受けて日本テレビは急遽予定を変更し、13日の金曜ロードショーで氏の代表作と言える「火垂るの墓」を放送した。 「火垂るの墓」は反戦アニメ映画の不朽の名作と…

暗に日本人でなければ持てないと言いたそうな「横綱の品格」とかいう幻想

最近のテレビはといえば、単なる相撲取り同士の傷害事件に過ぎない話をいつまでも延々と流して放送時間を浪費し続けている。もちろん、1件だけでも内閣総辞職が当然の大問題を連発する安倍政権の不正腐敗から社会の目を逸らさせるためである。 お昼のワイド…

72年前、イベントではない「フリー乗車DAY」があった

開通90周年を記念して、東急が池上線を今日一日無料にするというプロモツイートが流れてきた。 生活名所を体験してもらいたくて、池上線を0円にしてしまいました!当日に、池上線各駅で1日フリー乗車券をお配りいたします。 #池上線 (D) https://t.co/1ENK…

憲法9条の「芦田修正」をめぐる茶番劇

■ 「芦田修正」は自衛戦力保持の正当化を意図してなされたものではない 前回記事でも指摘したとおり、帝国憲法改正小委員会(1946.7.25-8.20)で行われた9条の修正で重要なのは、NHKスペシャルが礼賛してみせた「国際平和を誠実に希求し」云々の追加などで…

南京中山陵の「天下為公」 ― 「皇帝の時代」を終わらせた中国と終わらせなかった日本

■ 広大な孫文の陵墓 今回の南京旅行で、大虐殺祈念館以外に訪れた数カ所の一つが中山陵。中国の人々から「国父」として尊敬されている孫文(中国では孫中山という呼び方のほうが一般的)の陵墓で、南京を代表する観光地でもある。 中山陵は、南京市街の東に…

マスコミ、象を映す

先日、宋文洲さんのツイートでこんな話が流れてきた。 事実という嘘 目の不自由の方々が象を囲んでこの珍しい動物がどんなものかを調べることにしました。調べた後、それぞれの人が象について以下のように述べました。 「象は扇子のような動物だ」。耳を触っ…

幣原喜重郎が脅迫しに来た憲兵を説得してしまった話

1940年、日中戦争が泥沼化する中、ナチス・ドイツ的な国家総動員体制を目指して大政翼賛会が作られると、既存の政党はすべて自発的に解散し、これに合流した。しかし、当時貴族院議員だった幣原喜重郎は最後まで参加を拒否した。 このとき、国策に抗う幣原を…

「保育園落ちた日本死ね!!!」が開く社会の連帯

昨夜、「保育園落ちた日本死ね!!!」に関する記事を書いたばかりだが、今朝届いた東京新聞を開いてみたら、貴戸理恵氏(関西学院大学准教授)による、同じ問題についての優れた論考[1]が載っていたので驚いた。とりあえず内容をメモ。 「保育園落ちた日本…

「保育園落ちた日本死ね!!!」 に見る正しい怒りの表出

はてな匿名ダイアリーに投稿された「保育園落ちた日本死ね!!!」が注目を集めている。 注目を集めるのも当たり前で、これは必読の内容と言っていい。 何なんだよ日本。 一億総活躍社会じゃねーのかよ。 昨日見事に保育園落ちたわ。 どうすんだよ私活躍出来…

「極秘」情報をマスコミに漏らすバカ政府と、それを堂々と記事にする「愛国」産経新聞

「【安倍政権考】甘利元経済再生相の秘書口利き疑惑は、中国によるTPP妨害工作の一環ではないのか?! 政府が極秘に調査」(2/20 産経新聞) いくらあの産経新聞といっても、さすがにこの記事はすごすぎる。開いた口がふさがらないとはこのことだ。 当然…

日本人だって状況が許せば略奪くらいする。当たり前だが。

東日本大震災の後、実に気持ち悪かったのが、発災後まだ10日も経っていない頃から、「日本人はこれほどの災害の中でも略奪もせずにきちんと並んでいる。外国人が褒めてる。日本人すごい!」といった自画自賛がネットを中心に溢れていることだった。しかも、…

山口二郎「歴史から学べるか」

東京新聞(8/14)掲載のコラムで、山口二郎氏がなかなかいいことを言っているのでメモ。 歴史から学べるか 山口二郎 3.11の傷がいえない状態で、八月十五日を迎えようとしている。この時期になるとNHKで戦争を振り返るドキュメンタリーが放映され、いろ…

雁屋哲氏のブログが近々再開

雁屋哲氏のブログが、名前を変えて近々再開するとのこと。 3.11福島核惨事の後、膨大な量の罵倒中傷を浴びせられて休止に追い込まれて以来、およそ4か月ぶりの再開ということになる。 私は『美味しんぼ』での食に関する彼の主張には必ずしも賛成しないが、…