読む・考える・書く

マスコミやネットにあふれる偏向情報に流されないためのオルタナティブな情報を届けます。

朕はたらふく食っていた ― 食糧メーデー当時の宮中の献立

■ 敗戦前まではいなかった内地日本人の餓死者 意外に思われるかも知れないが、アジア太平洋戦争の後半、補給を無視した無謀な作戦により各地で日本軍兵士が続々と餓死(戦病死=栄養失調死)していった一方で、確かに食糧不足に悩まされていたとはいえ、敗戦…

「共謀罪」法制化を熱望する特高官僚の後継者たち

■ 「特高だった伯父 悲惨な戦後」 こういう題で掲載された朝日新聞への投稿が、氏家法雄氏のツイートで紹介されていた。 特高で戦時中、東京で出世して活躍中だったが戦後「伯父は何かにおびえるように仕事もせず本家の裏の長屋に引きこもり」。稀代の悪法と…

共謀罪に賛成しようとしている議員たちへの戦争体験者からの問いかけ

戦争体験世代(81歳)の女性が昨日の東京新聞に投稿していた内容をメモ。 法案の危険性 歴史に学んで 「共謀罪」法案に賛成議員に問いたいです。 小林多喜二について教えください。多喜二は、どんな理由で逮捕され、拷問死させられたのですか? 横浜事件につ…

【映画評】箸にも棒にもかからない駄作だった「シン・ゴジラ」

遅ればせながら、シン・ゴジラを観た。 もともと期待してはいなかったのだが、まあ予想以上の駄作だった。しかも、一回見ただけで、なぜこれが今の日本で大ヒットしたのか、またなぜ海外ではまったく相手にされなかったのかまで分かってしまった。その意味で…

安倍総理は国会で嘘をつきましたと閣議決定?もはやまったく意味が分からん

安倍内閣は、共謀罪がらみの例の「そもそも」問題で、「首相が自ら辞書を引いて意味を調べたものではない」と閣議決定した…らしい。 共同通信(5/26): 政府は26日の閣議で、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案の国会答弁で安倍晋三首相が引…

中曽根が設営した慰安所で性暴力を受けた被害者の証言

中曽根「大勲位」元首相の慰安所関与を取り上げた前回記事に、こんなコメントがついた。 慰安所というのは売春のための施設でしょうか?そういうもと決めつけて資料を読んでいませんか?慰安というのは日本語で何を意味していますか?例えば女性にお酌をして…

「大勲位」元首相に中曽根康弘主計中尉の慰安所設営を思い出させてあげよう

「大勲位」中曽根康弘が今月27日に99歳になるとかで、これを祝う会が開かれたそうだ。 27日に99歳を迎える中曽根康弘の白寿を祝う会が開かれ、安倍晋三ら約230人が集まった。 読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社主筆は、改憲をめぐり「いよいよ安倍内…

世紀の悪法「共謀罪」法案が強行採決で衆院法務委を通過

昨日(5月19日)、衆院法務委員会で世紀の悪法「共謀罪」法案が強行採決された。 共謀罪強行採決。起立賛成したこいつらを絶対に忘れるな。 pic.twitter.com/DQST4QHtjq — 鼠戦車 (@nezumi_sensya) 2017年5月19日 共謀罪、衆院委員会で強行採決。動議の声も…

「そもそも=基本的に by閣議決定」は安倍をバカにして済むような問題ではない

安倍内閣はついに、「そもそも」には「基本的に」という意味もある、とする答弁書を閣議決定した。 毎日新聞(5/12): 安倍晋三首相の国会答弁で話題になった「そもそも」の用法について、政府は12日午前の閣議で、「大辞林」(三省堂)に「(物事の)どだ…

憲法9条の「芦田修正」をめぐる茶番劇

■ 「芦田修正」は自衛戦力保持の正当化を意図してなされたものではない 前回記事でも指摘したとおり、帝国憲法改正小委員会(1946.7.25-8.20)で行われた9条の修正で重要なのは、NHKスペシャルが礼賛してみせた「国際平和を誠実に希求し」云々の追加などで…

【番組評】裕仁の「平和国家」勅語は褒め称え、憲法9条の「芦田修正」はスルーしたNHKスペシャル

4月30日に放送されたNHKスペシャル『憲法70年 “平和国家”はこうして生まれた』が好評なようだ。日本国憲法第9条の条文がGHQ草案のままではなく、国会(帝国憲法改正小委員会 1946.7.25-8.20)での審議を通じて文言が追加・変更されたことを根拠に、「9条…

捕虜の取り扱い方さえ教えられなかった日本兵

■ 現地民に憎まれ米軍に救われた日本軍捕虜たち 大阪毎日新聞や東京日日新聞に勤めたジャーナリストで、敗戦時フィリピンで日本軍部隊とともに米軍に投降した石川欣一氏の『比島投降記』[1]が、青空文庫で読めるようになった。 これを読むと、フィリピンで日…

「慰安婦」強制連行についての貴重な加害証言

神奈川新聞のサイトに、日本軍性奴隷(いわゆる「従軍慰安婦」)の強制連行に関する貴重な加害証言[1]が掲載されていたのでメモ。 証言者は92歳になる元牧師の男性で、衛生兵として中国に出征した際の体験を語っている。 中国山西省盂県に出征したのは1944年…

中国にも焼き餃子があったよ!w

日本人が中国に行ってみて驚くことの一つに、「焼き餃子がない!」というのがある。実際、中国では餃子といえば水餃子(茹でて湯切りをしたもの。日本風に言えば茹で餃子)がほとんどで、あとはシュウマイのようにセイロで蒸した蒸し餃子があるくらいだ。 私…

南京中山陵の「天下為公」 ― 「皇帝の時代」を終わらせた中国と終わらせなかった日本

■ 広大な孫文の陵墓 今回の南京旅行で、大虐殺祈念館以外に訪れた数カ所の一つが中山陵。中国の人々から「国父」として尊敬されている孫文(中国では孫中山という呼び方のほうが一般的)の陵墓で、南京を代表する観光地でもある。 中山陵は、南京市街の東に…

小林よしのり徹底批判(14)【番外編】なぜ小林を許してはならないか

■ 小林よしのりがリベラル化? 最近、小林はしばしばリベラルっぽい発言を行うようになってきており、この変化を評価する人々もいるようだ。 例えば4月25日の衆院法務委員会でも、共謀罪について参考人(民進党推薦)としてこんなことを述べている[1]。 わ…

小林よしのり徹底批判【目次】

大東亜戦争とか言ってる時点で既にダメ 偽りの「アジア解放」「大東亜共栄圏」 ガンディーには見抜かれていた 戦争が政策なら植民地主義だって政策 続・ガンディーには見抜かれていた ワラン・ヒヤ(恥知らず) 噂を根拠に中国軍を悪魔化 家族や故郷を守るた…

教育勅語「国民道徳協会訳」という悪質な嘘訳

■ なぜか「定訳」扱いのデタラメ「国民道徳協会訳」 作られてから既に120年以上も経つ教育勅語は、原文のままでは現代人には理解するのが難しい。そのため、つい現代語訳に頼りたくなるわけだが、教育勅語の現代語訳というと、なぜか「国民道徳協会訳」と称…

南京大虐殺紀念館に行ってきたよ

3月19日、前から行きたいと思いつつなかなか機会のなかった南京大虐殺紀念館(侵华日军南京大屠杀遇难同胞纪念馆)を、ようやく訪れることができた。南京大学を卒業し、今は上海で働いている友人が南京の街を案内してくれて、その一環で行くことができたの…

教育勅語を現代語訳してみたよ

■ 高橋源一郎氏による現代語訳 作家・高橋源一郎氏による教育勅語の現代語訳が話題となっている。Twitterで公開されている高橋氏の訳を原文との対訳の形で示すと、次のようになる。 原文 高橋源一郎氏訳 朕惟おもフニ 我カ皇祖皇宗 國ヲ肇はじムルコト宏遠ニ…

自分はやましいことはしてないから共謀罪なんて関係ない…と思っている人たちへ

■ 共謀罪への関心が薄い理由 森友学園問題の騒動にまぎれて、超弩級の悪法「共謀罪」法案が国会に上程されようとしている。 しかし一般の関心は薄い。 権力監視の責務を放棄したマスコミの怠慢ももちろん原因のひとつだが、共謀罪の危険性に関心が集まらない…

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当ブログで「コメントを書く」ボタンをクリックすると、次のようなウィンドウが表示されるはずである。 一番上に何が書いてあるか、読めるだろうか? ネトウヨ諸君からのコメントを拒絶するつもりはないが、いくら都合の悪いことが書かれているからといって…

幸せそうだったミャンマーの野良犬たち

■ どこにでもいる野良犬たち ミャンマーでは、いたるところに野良犬がいる。路上はもちろん、駐車場や建物の敷地内にもごろごろしている。 逆に、はっきり飼犬とわかる犬を見かけることはほとんどない。今回の二週間の滞在でも、飼い主に連れられて散歩して…

【祝】にほんブログ村「政治・社会問題」ランキング(PVアクセス順)で1位を獲得【御礼】

現在、弊ブログが「にほんブログ村」の「政治・社会問題」カテゴリー(参加者1141人)において、PVアクセス順ランキングで1位となっています。 これも、いつも見に来てくださる皆様のおかげです。 ありがとうございます。 また、これからもよろしくお願いし…

ミャンマーのお寺の夢判断がぴったりと言い当てている日本と安倍政権の現状

■ ミャンマーのお寺にあった不思議な絵 二週間ほど、仕事でミャンマーに行ってきました。といってもヤンゴンだけですが。せっかくなので、土日や夜、ヤンゴン市内のお寺(パゴダ)をいくつか回ってみました。 巨大な涅槃仏像で有名なチャウッタヂー・パゴダ…

極右幼稚園に子どもを入れることを期待されているのは誰か

安倍昭恵も大絶賛の大阪・塚本幼稚園、遂にロイター電で世界デビュー『「国家に危急あらば、勇気をもって身を投げ出すべし」戦前日本の価値観を今の園児に叩き込む日本のツカモト幼稚園』 https://t.co/rddOw4iPhp — ガイチ (@gaitifujiyama) 2016年12月9日 …

お知らせ

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長谷川幸洋には「論説副主幹」はもちろん「ジャーナリスト」を名乗る資格もない

1月2日の放送で事実無根の沖縄ヘイト&在日ヘイトを垂れ流した東京MXテレビ「ニュース女子」。この差別扇動番組で司会を務めている長谷川幸洋(東京新聞・中日新聞論説副主幹)について、放送一ヶ月後にようやく東京新聞が態度を表明した。 東京新聞(2/2…

辛淑玉氏を「親北派」呼ばわりする『ニュース女子』の無知と不見識

■ 「のりこえねっと」を貶める『ニュース女子』の日当デマ TOKYO MX『ニュース女子』の沖縄ヘイトは、まさに誹謗中傷とデマの塊だった。虚偽情報で米軍基地反対運動に対する憎悪扇動を繰り返したあげく、反対運動は反ヘイトの市民団体「のりこえねっと」が金…

『ニュース女子』取材問題についてのDHCシアターの「反論」が言い訳にもなっていない件

1月2日放送のTOKYO MXテレビ『ニュース女子』が沖縄ヘイトと批判されている件で、番組の提供元であるDHCシアターが番組批判への「反論」を公開している。 全体として見てもおよそ反論になどなっていないのだが、ここでは前回記事で取り上げた「取材」に関…