憲法
消費税を廃止(少なくとも減税)せよと主張する野党に対して、消費税は社会保障に必要だとか財源はどうすんだとか言って反対していたアカウントの人が、最近の物価高に音を上げたのか、一時的にでも消費税を減税してくれと泣き言を言い出している。 山本太郎…
今では信じられないような話だが、自民党と連立する前の公明党は、「平和の党」の旗を掲げて、護憲・人権擁護・平和主義を主張していた。(今でも建前としては「平和の党」を自称している。) そんな公明党の支持母体である創価学会(創価学会婦人部平和委員…
プーチンの愚かな決断でロシア軍によるウクライナへの全面侵攻が始まってしまったが、前回のクリミア併合のときとは異なり、ロシア国内では侵略戦争反対の運動が大きな広がりを見せている。 読売新聞(2/26) 「戦争反対!」。モスクワの中心地では24日夜…
北康利『白洲次郎 占領を背負った男』(2005年)について(その2)。 前回記事で、日本国憲法のGHQ草案では国会が一院制とされていた件について、この本は参考文献にも挙げている古関彰一『新憲法の誕生』(1995年)で既に指摘されていた真相(ケーディスは…
いま、ある調べ物をする必要から北康利『白洲次郎 占領を背負った男』という本を読んでいるのだが、一読してみて、この本の内容はまったく信用ならない、という結論になった。 なぜこの本が信用できないかを説明していくと、ある意味、一見もっともらしいが…
菅義偉は、自民党総裁選への立候補を表明した9月2日、NHKのニュース番組に出演して「(総裁になったら)どんな国にしたいか」と聞かれ、「自助・共助・公助」と答えた。[1] アナウンサー:「まず、菅さんが自民党総裁になったら『どんな国にしたいか』書い…
自民党の「もやウィン」改憲マンガ、第4話の「国会の議論」では、改憲したい項目として、以下の4つを示している。 しかし、第3話で自分で言っていたように日本国憲法の平和主義を厳守して「外国との争いが起きても平和的に解決する」のなら「自衛隊の明記…
自民党の「もやウィン」改憲マンガ、第3話の「3つの柱」では、日本国憲法の三大原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を取り上げている。 で、何を言うのかと思ったら、これらは「絶対に変えない」「変えてはいけない」と言うのだ。 だ…
自民党の「もやウィン」改憲マンガ、第2話の「憲法とは」になると、更にトンデモの度を増している。 もやウィンはまず、いわゆる聖徳太子の十七条憲法を「憲法と似たようなもの」だと言い出す。 いやいや、全然違うだろう。 十七条憲法と近代国家の憲法が似…
自民党が最近、「もやウィン」とかいうゆるキャラ?を使った改憲プロパガンダマンガを拡散している。 1話目では、ダーウィンが言ったと称するセリフを引用して、「生き残るには変化が必要」→「だから改憲が必要」と、強引すぎる滅茶苦茶な論理を展開。 しか…
現行憲法のままでも私権制限を含むコロナ対策は可能 自民党や右派が欲しがる緊急事態条項があったらコロナ対策はどうなっていたか
憲法記念日の3日、安倍晋三は新型コロナウイルス問題を口実に改憲と緊急事態条項導入への「意欲」を示した。 web.archive.org 憲法記念日の3日、安倍総理大臣は憲法改正への意欲を改めて示したうえで、新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言を出しているこ…
野党の求める新型肺炎対策を放置しながら野党に責任転嫁する政府与党(ついでに維新) 新型コロナウイルス肺炎問題を口実に、「こういう事態に備えて緊急事態条項が必要なのだ」と言い出すやつがきっと現れると思っていたら、やっぱり出てきた。 参議院本会…
4日、長年アフガニスタンで医療や灌漑事業などの人道支援に取り組んできた、「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師(73)が、現地を車で移動中に銃撃され死亡するという痛ましい事件が起きた。 私たちアフガニスタン人にとって、中村博士を失うことは特に辛…
「あいちトリエンナーレ2019」の件で、日本国憲法を理解していない極右政治屋連中が、このような「反日的」企画に公金を使うのはおかしい、みたいなことを言っている。 「あいちトリエンナーレ2019」における河村市長・菅官房長官の「表現の自由」侵害行為に…
先日、「あいちトリエンナーレ2019」の件で百田尚樹と産経が「表現の自由」や「公共の福祉」についてバカなことを言っていたので批判しておいたが、今度はまったく同じ屁理屈が中学校向けの教科書に書いてあるというツイートが流れてきた。 今日、ミーティン…
あいちトリエンナーレ2019の件で、百田尚樹と産経が予想通りバカなことを言っている。 こちらは百田尚樹。 www.zakzak.co.jp 愛知県の大村秀章知事に批判が殺到している。同県で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、昭和天皇の写真を焼いて…
「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展「表現の不自由展・その後」の騒動では、立憲主義や表現の自由をまったく理解していない政治屋たちのクズな言動が続出した。 河村たかし まずは河村たかし(名古屋市長)。 ハフィントンポスト(8/2): 河村市長は、…
「外交の安倍」とやらが、ゴルフ、大相撲、炉端焼きと、ちぎれるほど尻尾を振りまくって接待したトランプからどのような外交成果を得たのか。当のトランプ本人が次のようにツイートしている。 Great progress being made in our Trade Negotiations with Jap…
小西ひろゆき参院議員(立憲民主党・民友会)が安倍に『「法の支配」の対義語は何か?』と質問し、安倍が答えられなかった一件が話題となっている。 国会中継小西議員「安倍総理はよく“法の支配”と仰るが、“法の支配”の対義語は?」安倍首相「まさに…え〜、…
■ 安倍の与太話に合わせてまた資料を捏造するのか? 毎日のようにこういうバカげた話が流れてくるのでうんざりなのだが、皆が呆れ果ててもう何も言わない、という状況を作ることこそが安倍政権の狙いなのだろう。 FNN PRIME(2/13): 衆議院予算委員会では…
この10月から始まったNHKの連続テレビ小説「まんぷく」で、主人公福子の恋人立花萬平が憲兵隊に拷問されるシーンが酷すぎるとウヨさんたちが噴き上がっている。 だが、立花萬平のモデルである日清食品の創業者安藤百福が憲兵隊に拷問されたのは、自伝にも書…
教育勅語を復活させて道徳教育に組み込もう、あわよくばこれを教育全体の基本方針にしてしまおう、という極右政権の策謀に反対すると、お前は勅語の教える12の徳目すべての逆をやるつもりなのかとか言ってくる人がいる。 元ネタは「逆教育勅語」とかいうモノ…
柴山文科相、就任会見でいきなりのトンデモ発言 安倍「全員壁際ライトの野球チーム」内閣で文科相に起用された柴山昌彦が、就任会見でいきなり教育勅語を持ち上げるトンデモ発言を行った。 朝日新聞デジタル(10/4): 教育勅語「使える分野は十分にある」 …
71年前の今日、1947年5月3日は、アジアに史上最悪の大災厄をもたらし、加害国日本をも破滅に陥れた明治憲法が正式に廃棄され、代って新憲法が施行された記念すべき日である。 画像出典:国立公文書館 この日、皇居前広場で開催された新憲法施行式典では、…
4月5日、アニメ映画監督の高畑勲氏が亡くなられた。謹んでご冥福をお祈りします。 氏の訃報を受けて日本テレビは急遽予定を変更し、13日の金曜ロードショーで氏の代表作と言える「火垂るの墓」を放送した。 「火垂るの墓」は反戦アニメ映画の不朽の名作と…
幕末から明治初期にかけて、西洋から入ってくる様々な新しい概念に対して、新たな訳語が作られ、あるいは本来意味の異なる既存の語への当てはめが行われた。たとえば「自然」「社会」「権利」「自由」「個人」「芸術」など。 「憲法」もその一つだ。 英語の…
昨年の参院選のときと同様、候補者と同じアンケートに答えることで自分と各党・候補者の意見の一致度がわかるというサイト「えらぼーと2017衆院選」を毎日新聞が公開しているので、またやってみた。今回は全25問の構成。 憲法 もちろん反対。安倍自民党がや…
安倍晋三は最近、憲法9条の1項2項は残したまま、3項を新設して自衛隊保持を書き込むという、従来の自民党改憲草案とも異なる奇妙な案を主張しだしている。一見、既成事実を追認するだけで大したことではないように見えるこの改憲案がどれほど危険か、福…
憲法違反の秘密保護法、戦争法、共謀罪法をすべて強行採決で押し通し、さらに憲法改悪・緊急事態条項による独裁の完成へと暴走する極右安倍自民党政権。まさにこの国の未来を破滅へと導く国家的危機と言うべきなのだが、この事態に警鐘を鳴らす人々を訳知り…