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憲法

安倍改憲(壊憲)案の既成事実化を目論む政治屋たち

■ 柴山昌彦(文部科学相、自民党) 柴山文科相は、自分らがゴリ押しで進めているデタラメな「大学入試改革」に反対して声を上げた学生を、警察を使って強制的に排除した。 それだけでも許し難い暴挙だが、たった一人で、それも肉声で抗議しただけの行為に対…

「表現の不自由展」公金支出問題は大村知事の主張が全面的に正しい

「あいちトリエンナーレ2019」の件で、日本国憲法を理解していない極右政治屋連中が、このような「反日的」企画に公金を使うのはおかしい、みたいなことを言っている。 「あいちトリエンナーレ2019」における河村市長・菅官房長官の「表現の自由」侵害行為に…

中学校からやり直すべきレベルの執筆者が教科書を書き、同レベルの検定官がこれを合格させている

先日、「あいちトリエンナーレ2019」の件で百田尚樹と産経が「表現の自由」や「公共の福祉」についてバカなことを言っていたので批判しておいたが、今度はまったく同じ屁理屈が中学校向けの教科書に書いてあるというツイートが流れてきた。 今日、ミーティン…

百田尚樹と産経は中学校から勉強し直せ

あいちトリエンナーレ2019の件で、百田尚樹と産経が予想通りバカなことを言っている。 こちらは百田尚樹。 www.zakzak.co.jp 愛知県の大村秀章知事に批判が殺到している。同県で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、昭和天皇の写真を焼いて…

立憲主義も表現の自由もまったく理解していない政治屋たち

「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展「表現の不自由展・その後」の騒動では、立憲主義や表現の自由をまったく理解していない政治屋たちのクズな言動が続出した。 ■ 河村たかし まずは河村たかし(名古屋市長)。 ハフィントンポスト(8/2): 河村市長は…

安倍がまたやるだろう7条解散は憲法違反

「外交の安倍」とやらが、ゴルフ、大相撲、炉端焼きと、ちぎれるほど尻尾を振りまくって接待したトランプからどのような外交成果を得たのか。当のトランプ本人が次のようにツイートしている。 Great progress being made in our Trade Negotiations with Jap…

「法の支配」の意味を知らなかった安倍晋三はどういうつもりでこの言葉を振り回していたのか?

小西ひろゆき参院議員(立憲民主党・民友会)が安倍に『「法の支配」の対義語は何か?』と質問し、安倍が答えられなかった一件が話題となっている。 国会中継小西議員「安倍総理はよく“法の支配”と仰るが、“法の支配”の対義語は?」安倍首相「まさに…え〜、…

自衛官の子が「お父さんは憲法違反なの?」と泣くから改憲が必要という安倍の超絶バカ理論

■ 安倍の与太話に合わせてまた資料を捏造するのか? 毎日のようにこういうバカげた話が流れてくるのでうんざりなのだが、皆が呆れ果ててもう何も言わない、という状況を作ることこそが安倍政権の狙いなのだろう。 FNN PRIME(2/13): 衆議院予算委員会では…

朝ドラ「まんぷく」の拷問シーンに「憲兵が気の毒」などと噴き上がるウヨさんたちの脳内ファンタジー

この10月から始まったNHKの連続テレビ小説「まんぷく」で、主人公福子の恋人立花萬平が憲兵隊に拷問されるシーンが酷すぎるとウヨさんたちが噴き上がっている。 だが、立花萬平のモデルである日清食品の創業者安藤百福が憲兵隊に拷問されたのは、自伝にも書…

教育勅語復活への反対=徳目全部に反対の犯罪者、という典型的ウヨコメントへの回答

教育勅語を復活させて道徳教育に組み込もう、あわよくばこれを教育全体の基本方針にしてしまおう、という極右政権の策謀に反対すると、お前は勅語の教える12の徳目すべての逆をやるつもりなのかとか言ってくる人がいる。 元ネタは「逆教育勅語」とかいうモノ…

あらためて、教育勅語はどこがダメか

■ 柴山文科相、就任会見でいきなりのトンデモ発言 安倍「全員壁際ライトの野球チーム」内閣で文科相に起用された柴山昌彦が、就任会見でいきなり教育勅語を持ち上げるトンデモ発言を行った。 朝日新聞デジタル(10/4): 教育勅語「使える分野は十分にある」…

「君が代」なんか捨てて「われらの日本」を国歌にしよう

71年前の今日、1947年5月3日は、アジアに史上最悪の大災厄をもたらし、加害国日本をも破滅に陥れた明治憲法が正式に廃棄され、代って新憲法が施行された記念すべき日である。 画像出典:国立公文書館 この日、皇居前広場で開催された新憲法施行式典では、…

故・高畑勲監督の警告を噛みしめる

4月5日、アニメ映画監督の高畑勲氏が亡くなられた。謹んでご冥福をお祈りします。 氏の訃報を受けて日本テレビは急遽予定を変更し、13日の金曜ロードショーで氏の代表作と言える「火垂るの墓」を放送した。 「火垂るの墓」は反戦アニメ映画の不朽の名作と…

そもそも「Constitution」を「憲法」と訳したのが間違いだったような気がしてきた

幕末から明治初期にかけて、西洋から入ってくる様々な新しい概念に対して、新たな訳語が作られ、あるいは本来意味の異なる既存の語への当てはめが行われた。たとえば「自然」「社会」「権利」「自由」「個人」「芸術」など。 「憲法」もその一つだ。 英語の…

「えらぼーと2017」をやってみた

昨年の参院選のときと同様、候補者と同じアンケートに答えることで自分と各党・候補者の意見の一致度がわかるというサイト「えらぼーと2017衆院選」を毎日新聞が公開しているので、またやってみた。今回は全25問の構成。 ■ 憲法 もちろん反対。安倍自民党が…

見た目よりはるかに危険な憲法9条への自衛隊追記

安倍晋三は最近、憲法9条の1項2項は残したまま、3項を新設して自衛隊保持を書き込むという、従来の自民党改憲草案とも異なる奇妙な案を主張しだしている。一見、既成事実を追認するだけで大したことではないように見えるこの改憲案がどれほど危険か、福…

独裁を完成させたら終わりだということを理解しない人たち

憲法違反の秘密保護法、戦争法、共謀罪法をすべて強行採決で押し通し、さらに憲法改悪・緊急事態条項による独裁の完成へと暴走する極右安倍自民党政権。まさにこの国の未来を破滅へと導く国家的危機と言うべきなのだが、この事態に警鐘を鳴らす人々を訳知り…

憲法9条の「芦田修正」をめぐる茶番劇

■ 「芦田修正」は自衛戦力保持の正当化を意図してなされたものではない 前回記事でも指摘したとおり、帝国憲法改正小委員会(1946.7.25-8.20)で行われた9条の修正で重要なのは、NHKスペシャルが礼賛してみせた「国際平和を誠実に希求し」云々の追加などで…

【番組評】裕仁の「平和国家」勅語は褒め称え、憲法9条の「芦田修正」はスルーしたNHKスペシャル

4月30日に放送されたNHKスペシャル『憲法70年 “平和国家”はこうして生まれた』が好評なようだ。日本国憲法第9条の条文がGHQ草案のままではなく、国会(帝国憲法改正小委員会 1946.7.25-8.20)での審議を通じて文言が追加・変更されたことを根拠に、「9条…

勾留中の警察署内で被疑者が「挫滅症候群」で死亡?

■ 奈良県警での被疑者不審死事件 このニュースには、心底背筋が寒くなった。 週刊朝日(12/2): 勾留中に暴行死? 奈良県警告発したのは時津風部屋暴行事件の“立役者” (略) 11月15日、岩手医科大の出羽厚二教授(法医学)が、奈良県警を告発した。罪状は特…

東京新聞が学習漫画での9条提案者入れ替えを報道

ツイッターではしばらく前から話題になっていた話だが、東京新聞が今日の朝刊で、新聞としては初めて報道している。 しかもトップ記事である。それも、読者からのFAXがきっかけで取材に取り組み、この問題の発見者であるドイツ人歴史学者(クラウス・シルヒ…

幣原喜重郎が脅迫しに来た憲兵を説得してしまった話

1940年、日中戦争が泥沼化する中、ナチス・ドイツ的な国家総動員体制を目指して大政翼賛会が作られると、既存の政党はすべて自発的に解散し、これに合流した。しかし、当時貴族院議員だった幣原喜重郎は最後まで参加を拒否した。 このとき、国策に抗う幣原を…

憲法9条を生んだ幣原喜重郎の平和思想

■組閣当初から抱いていた戦争放棄の発想 憲法9条幣原発案説の当否を検討する際には、まず幣原自身が「戦争放棄」という発想を生むことができるような思想的背景を持っていたかどうかを考えなければならない。 そういう観点から幣原の著書『外交五十年』(19…

バイデン発言が憲法「押し付け」の証拠になると思い込む残念な人たち

アメリカのバイデン副大統領は、8月15日に行ったヒラリー・クリントン候補への応援演説で、共和党トランプ候補を非難する一連の流れの中で「アメリカが日本の憲法を書いた」という趣旨の発言を行った[1]。 "Does he not realise we wrote the Japanese cons…

日本国憲法:誰が誰に「押し付けた」のか

■実は戦争放棄の発案者が誰なのかは、あまり重要ではない 憲法9条の発案者はマッカーサーではなく幣原喜重郎であると主張する記事を二つも(記事1・記事2)書いておいて申し訳ないが、実は私は、戦争放棄を最初に言い出したのは誰なのか、といった問題は…

憲法9条(戦争放棄)幣原喜重郎発案説を裏付ける新史料が見つかった

■マッカーサーが書簡で幣原発案を明記 憲法9条(戦争放棄)の発案者は当時の幣原喜重郎首相である可能性が高く、右派のいわゆる「押し付け憲法論」は成り立ち難いことについて、先日こちらの記事で指摘しておいた。この問題に関して、幣原発案説を裏付ける…

憲法9条(戦争放棄)は幣原喜重郎の発案という結論でほぼ決まりだろう

■ 報道ステーションが広げた波紋 テレビ朝日「報道ステーション」が2回にわたって取り上げたことで、憲法9条の発案者は当時の首相幣原喜重郎であるという説が注目を集めている。 「報道ステーション」はまず今年2月26日の放送で、1957年に岸信介首相(当時…

「えらぼーと2016」をやってみた(その3)安全保障・外交関連

■安全保障関連法 → 廃止すべき【2016/7/9追記】 安全保障関連法(戦争法)は、そもそも違憲である。当然ながら違憲の法律は無効。その上、参院平和安全法制特別委員会での採決時には「速記中止」「議場騒然、聴取不能」だったのであり、採決自体がされていな…

「えらぼーと2016」をやってみた(その1)憲法関連

毎日新聞が参院選に合わせて「えらぼーと2016」というサイトを公開している。 候補者と同じアンケートに答えることで、自分と各党・各候補者の意見の一致度が分かるというものだ。 投票先選びというより、自分の考えを整理するのに役立ちそうなので、私もや…

自衛隊は災害救助隊に改組すべし

先日こちらの記事に書いたとおり、日本側からバカなことを仕掛けない限り中国が攻めてくることなどないし、万一バカなことをやらかして中国と全面戦争に突入したら自衛隊では対抗できず敗戦必至である。また、日本にとって、明治「維新」以来敗戦まで80年に…