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憲法

「えらぼーと2017」をやってみた

昨年の参院選のときと同様、候補者と同じアンケートに答えることで自分と各党・候補者の意見の一致度がわかるというサイト「えらぼーと2017衆院選」を毎日新聞が公開しているので、またやってみた。今回は全25問の構成。 ■ 憲法 もちろん反対。安倍自民党が…

見た目よりはるかに危険な憲法9条への自衛隊追記

安倍晋三は最近、憲法9条の1項2項は残したまま、3項を新設して自衛隊保持を書き込むという、従来の自民党改憲草案とも異なる奇妙な案を主張しだしている。一見、既成事実を追認するだけで大したことではないように見えるこの改憲案がどれほど危険か、福…

独裁を完成させたら終わりだということを理解しない人たち

憲法違反の秘密保護法、戦争法、共謀罪法をすべて強行採決で押し通し、さらに憲法改悪・緊急事態条項による独裁の完成へと暴走する極右安倍自民党政権。まさにこの国の未来を破滅へと導く国家的危機と言うべきなのだが、この事態に警鐘を鳴らす人々を訳知り…

憲法9条の「芦田修正」をめぐる茶番劇

■ 「芦田修正」は自衛戦力保持の正当化を意図してなされたものではない 前回記事でも指摘したとおり、帝国憲法改正小委員会(1946.7.25-8.20)で行われた9条の修正で重要なのは、NHKスペシャルが礼賛してみせた「国際平和を誠実に希求し」云々の追加などで…

【番組評】裕仁の「平和国家」勅語は褒め称え、憲法9条の「芦田修正」はスルーしたNHKスペシャル

4月30日に放送されたNHKスペシャル『憲法70年 “平和国家”はこうして生まれた』が好評なようだ。日本国憲法第9条の条文がGHQ草案のままではなく、国会(帝国憲法改正小委員会 1946.7.25-8.20)での審議を通じて文言が追加・変更されたことを根拠に、「9条…

勾留中の警察署内で被疑者が「挫滅症候群」で死亡?

■ 奈良県警での被疑者不審死事件 このニュースには、心底背筋が寒くなった。 週刊朝日(12/2): 勾留中に暴行死? 奈良県警告発したのは時津風部屋暴行事件の“立役者” (略) 11月15日、岩手医科大の出羽厚二教授(法医学)が、奈良県警を告発した。罪状は特…

東京新聞が学習漫画での9条提案者入れ替えを報道

ツイッターではしばらく前から話題になっていた話だが、東京新聞が今日の朝刊で、新聞としては初めて報道している。 しかもトップ記事である。それも、読者からのFAXがきっかけで取材に取り組み、この問題の発見者であるドイツ人歴史学者(クラウス・シルヒ…

幣原喜重郎が脅迫しに来た憲兵を説得してしまった話

1940年、日中戦争が泥沼化する中、ナチス・ドイツ的な国家総動員体制を目指して大政翼賛会が作られると、既存の政党はすべて自発的に解散し、これに合流した。しかし、当時貴族院議員だった幣原喜重郎は最後まで参加を拒否した。 このとき、国策に抗う幣原を…

憲法9条を生んだ幣原喜重郎の平和思想

■組閣当初から抱いていた戦争放棄の発想 憲法9条幣原発案説の当否を検討する際には、まず幣原自身が「戦争放棄」という発想を生むことができるような思想的背景を持っていたかどうかを考えなければならない。 そういう観点から幣原の著書『外交五十年』(19…

バイデン発言が憲法「押し付け」の証拠になると思い込む残念な人たち

アメリカのバイデン副大統領は、8月15日に行ったヒラリー・クリントン候補への応援演説で、共和党トランプ候補を非難する一連の流れの中で「アメリカが日本の憲法を書いた」という趣旨の発言を行った[1]。 "Does he not realise we wrote the Japanese cons…

日本国憲法:誰が誰に「押し付けた」のか

■実は戦争放棄の発案者が誰なのかは、あまり重要ではない 憲法9条の発案者はマッカーサーではなく幣原喜重郎であると主張する記事を二つも(記事1・記事2)書いておいて申し訳ないが、実は私は、戦争放棄を最初に言い出したのは誰なのか、といった問題は…

憲法9条(戦争放棄)幣原喜重郎発案説を裏付ける新史料が見つかった

■マッカーサーが書簡で幣原発案を明記 憲法9条(戦争放棄)の発案者は当時の幣原喜重郎首相である可能性が高く、右派のいわゆる「押し付け憲法論」は成り立ち難いことについて、先日こちらの記事で指摘しておいた。この問題に関して、幣原発案説を裏付ける…

憲法9条(戦争放棄)は幣原喜重郎の発案という結論でほぼ決まりだろう

■ 報道ステーションが広げた波紋 テレビ朝日「報道ステーション」が2回にわたって取り上げたことで、憲法9条の発案者は当時の首相幣原喜重郎であるという説が注目を集めている。 「報道ステーション」はまず今年2月26日の放送で、1957年に岸信介首相(当時…

「えらぼーと2016」をやってみた(その3)安全保障・外交関連

■安全保障関連法 → 廃止すべき【2016/7/9追記】 安全保障関連法(戦争法)は、そもそも違憲である。当然ながら違憲の法律は無効。その上、参院平和安全法制特別委員会での採決時には「速記中止」「議場騒然、聴取不能」だったのであり、採決自体がされていな…

「えらぼーと2016」をやってみた(その1)憲法関連

毎日新聞が参院選に合わせて「えらぼーと2016」というサイトを公開している。 候補者と同じアンケートに答えることで、自分と各党・各候補者の意見の一致度が分かるというものだ。 投票先選びというより、自分の考えを整理するのに役立ちそうなので、私もや…

自衛隊は災害救助隊に改組すべし

先日こちらの記事に書いたとおり、日本側からバカなことを仕掛けない限り中国が攻めてくることなどないし、万一バカなことをやらかして中国と全面戦争に突入したら自衛隊では対抗できず敗戦必至である。また、日本にとって、明治「維新」以来敗戦まで80年に…

謝罪と反省なくして日本の安全保障はない

■ なぜ護憲派まで9条を変えようとするのか? 自民党をはじめとする極右反動勢力が自衛隊を国軍化して憲法の中に位置づけたがるのは当然だが、そうした極右に反対し、平和憲法を守ろうとする護憲派までもが9条を改変して自衛隊の存在を憲法に明記しようとす…

「新9条論」は危険な悪手

最近、護憲派・左翼の側こそ憲法9条の改正を提起すべきだという、「新9条論」を主張する人たちが出てきている。いったい彼らはなぜそんなことをすべきだと言うのか。また9条をどう変えようとしているのか。東京新聞[1]によると、9条改正を主張する今井一…

国際人権規約をつまみ食いする自民党

東京新聞が、国際人権規約に関する自民党の二枚舌を厳しく批判している。 東京新聞(12/1): 自民「人権規約」二枚舌 「秘密法案は違反」を無視 … 国際人権規約は「知る権利」に関して「制限されるのは、国の安全や公の秩序などの目的のため、必要とされる…